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古き良き御手洗の暮らしを伝える観光音声ガイド事業を進めたい

瀬戸内海の真ん中に浮かぶ大崎下島の御手洗地区。重要伝統的建造物群保存地区であり日本遺産にも認定されている歴史豊かなまちで、日本人が大切にしてきた古き良き人・場所・文化との関係性を記録し、町をより深く知ることができる音声ガイド事業を進めていくためのご支援、ご協力をお願い致します。

現在の支援総額

315,500

105%

目標金額は300,000円

支援者数

37

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/11/02に募集を開始し、 37人の支援により 315,500円の資金を集め、 2020/11/29に募集を終了しました

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古き良き御手洗の暮らしを伝える観光音声ガイド事業を進めたい

現在の支援総額

315,500

105%達成

終了

目標金額300,000

支援者数37

このプロジェクトは、2020/11/02に募集を開始し、 37人の支援により 315,500円の資金を集め、 2020/11/29に募集を終了しました

瀬戸内海の真ん中に浮かぶ大崎下島の御手洗地区。重要伝統的建造物群保存地区であり日本遺産にも認定されている歴史豊かなまちで、日本人が大切にしてきた古き良き人・場所・文化との関係性を記録し、町をより深く知ることができる音声ガイド事業を進めていくためのご支援、ご協力をお願い致します。

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はじめに・ご挨拶

代表の尾藤慶です。

当法人は、『いつまでも御手洗が輝き続けられるように。

いつまでも御手洗が御手洗らしくあるように。』をスローガンにし、御手洗の個性的な文化の継承と持続的なまちづくりの両立を目指し活動しています。

私は幼少期を御手洗で過ごし、進学・就職で一度はこの地を離れましたが、7年前から家族と共にUターンしここ御手洗で暮らしています。

一度離れてみたからこそ、御手洗の昔から続いている暮らし、人の温かさ、文化の素晴らしさをより一層感じられるようになりました。

先人たちが大切にしてきた古きよき歴史を知っていただき、私達の大好きな町御手洗を皆様方にも好きになってもらいたいと思います。


プロジェクトを立ち上げた背景

人口約200人、高齢化率70%に迫る呉市豊町御手洗地区。

直径約500mほどの小さなまちには江戸時代から昭和に続く伝統的な家々が全国的にも高いレベルの密集度で残っています。瀬戸内海の多島美の真ん中にあり、美しい風景と共に、北前船が運んできた独自の文化や暮らしが今なお続いています。

写真:宮川トム


写真:宮川トム

日々進む少子高齢化の中で他所にはない御手洗の文化継承と持続可能なまちづくりをいかにして両立させるかを模索し実践すべく、重伝建を考える会(1994年設立、御手洗のまちづくり組織。会員約150名)の下部組織・実行部隊として住民の若手9名が2017年9月一般社団法人御手洗デザイン工房を立ち上げました。

それらを実現するには観光振興はとても重要な手段になります。しかしながら、御手洗の文化に触れる選択肢は少なく、続いている文化・歴史の説明不足、建物の老朽化、昔の御手洗を知る人の高齢化など対外的にも対内的にも数多くの課題を抱えています。

更にこの新型コロナウイルス感染症の拡大で今までの観光の在り方を変えなければならなくなりました。観光客が安心して御手洗の文化に触れられるよう、また私たち住民も安心して受け入れられるような仕組みを同時に考えなくてはいけません。


このプロジェクトで実現したいこと

そこで、この度「御手洗音声ガイド」の事業を進めていくことになりました。

ガイド人員の減少を補い、非接触型の観光を進めていく上で観光客の方々、地域住民にとってもとても有効な選択肢の一つになるのではないかと考えています。

インターネットの普及や技術の進歩により、様々な情報収集も可能になった昨今ですが、現地を歩き、その空気感の中で聞く音声のみのコアな情報から御手洗の文化・暮らしを感じ、深く想像することで新しい発見があります。

私たちもいくつかの場所で刻まれてきた御手洗の物語をかき集め知ることにより、何気なく続いている暮らし、文化の意味、本質を理解することに繋がります。そして外の視点を持つ方々からの問いを集め、更なる文化の深堀に繋げ、次世代に形として残していくことを目指しています。

写真:宮川トム

写真:宮川トム


<御手洗の歴史や暮らし>

江戸時代、この辺りの地勢が「風待ち・潮待ち」に適した天然の良港として注目されたことから1666年広島藩が町割りを行い「御手洗」が誕生しました。同じ頃、北前船の西回り航路も整備され、千石船などの大型船が往来するようになった御手洗は港町として急速に発展しました。その時期に町は埋め立て整備が行われ、当時中国無双と言われるほど大きな千砂子波止も江戸時代後期に造られたものです。幕末動乱の舞台になった御手洗には幕末の志士たちも多く立ち寄っています。

江戸時代に大きく発展した御手洗は、この小さな町に1800人(明治中期の記録)を超える人々が暮らし、北海道と大阪を結ぶ北前船の航路の中で沢山の人や文化が行き交い独自の文化が育ちました。

江戸時代のお茶屋や船宿跡、明治期から続く時計店、御手洗由縁の伝承を口説きに合わせて踊る盆踊りや人が乗ったまま櫓ごとひっくり返す櫓祭り(夏の大祭)、しょうゆ樽を転がして競う運動会、ちゃん付け・くん付けで呼び合う関係性の近さなど大切に受け継がれた文化や風習が今なお暮らしの中に根付いています。

重伝建を考える会: http://mitarai.org/

写真:宮川トム

写真:宮川トム


資金の使い道・実施スケジュール

お頂いた資金は音声ガイド機10台(+充電器)の購入費等60万円の一部として充てさせて頂きます。 
●貸出し:1台800円~を想定
●開始時期:完成次第(年度内予定)

<御手洗音声ガイド>

音声ガイド機:Okayo Electronics Co.,Ltd. AT-200(台湾製)×10台

・開始時期:完成次第年度内中
・事務局の潮待ち館(御手洗の観光案内・お土産物販売施設)で受付・貸し出し。
・地図上(制作)もしくは現地に置く番号のボタンを押すと音声が流れる。
・潮待ち館で音声ガイド機の返却受け取り。


リターンの例

 ・音声ガイド1回利用券

 ・御手洗昭和館の入館ペアチケット

 ・船宿カフェ若長、レモンスカッシュ2杯引換券

 ・宮川トム撮影北前船ポストカード7枚セット

 ・御手洗絵馬3枚引換券(商売繁盛・学業成就・航海安全)

リターン紹介

●御手洗絵馬:御手洗のコミュニティの核を成す3つの神社の続可能な在り方と観光プログラムづくりの両立を模索し一般社団法人御手洗デザイン工房が主体となって2019年にスタートした事業。オリジナル絵馬を購入し奉納、願掛けをして歩く三社巡りで運気を上げる御手洗散歩を楽しんで頂くプログラム。

・天満神社:学業成就。菅原道真公の筆塚の形の絵馬
・恵美須神社:商売繁盛。打ち出の小槌の形の絵馬
・住吉神社:航海安全。御手洗高灯篭の形の絵馬
・金額:700円(税別)/枚  販売所:潮待ち館他

三社のオリジナル絵馬製作・販売:一般財団法人御手洗デザイン工房


●御手洗昭和館入館チケット:御手洗昭和館は御手洗地区にある駄菓子屋玩具ミュージアム。館長が長年かけて収集した昭和30~40年代のおもちゃを中心に10,000点以上のコレクションを見ることができます。

場所→広島県呉市豊町御手洗233番地 
開館時間→10:00~17:00
休館日→火曜日(火曜日が祝日の場合はそのよく平日)
入館料→ 一般300円、小中学生200円、未就学児無料


●船宿カフェ若長のレモンスカッシュ券:船宿カフェ若長は江戸時代の大洲藩・宇和島藩の元船宿をリノベーションしたカフェ。2階の座敷から多島美を眺めながらご当地スイーツを味わえる。大長レモンスカッシュは完熟の糖度がある大長レモンを丸々1個分絞った香り豊かな爽やかドリンク。

 場所→広島県呉市豊町御手洗325
 営業時間→11:00~17:00
 休日→ 月~金曜日(土日祝日営業)


最後に

この事業を通じて御手洗の暮らしや文化をより深く知って頂くと同時に、どんなに世界が身近になろうとも、どんなにソーシャルディスタンスを保った生活をしなければならずとも、狭い土地だけに昔から大切にされてきた関係性の意味や本質を今一度見直す中で暮らしや文化の継承、これからの地域や観光の在り方を見つけていけたらと思っています。

ご支援宜しくお願い致します。

写真:宮川トム

写真:宮川トム

*全ての写真及びデザインは御手洗デザイン工房に帰属します。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • ご支援頂いた皆さま、関わってくださった皆さま大変長らくお待たせいたしました!いよいよ”御手洗音声ガイド”貸出、3/20(土)よりスタートすることになりました。そしてスペシャルなお知らせです!!御手洗の昭和時代の物語を残す音声ガイドとは別に、町全体をご案内する音声があり、なんと声優の儀武ゆう子さんがお力を貸してくださいました。儀武ゆう子さんはアニメ”たまゆら”の主人公の一人、御手洗出身の女子高校生である桜田麻音役の声優さんです。※たまゆら(佐藤順一監督が原案・構成を手掛けるオリジナルアニメション。広島県竹原市に住む4人の女子高校生たちがまだおぼろげな「夢」を追いかける青春ストーリー)アニメたまゆらをご存じの方は御手洗の歴史に触れながら物語のワンシーンを思い出すようなお話もあり、あの場所であのメロディーが聞けるとは!というようなゾクゾクするガイドがあったりと聞きどころ満載のガイドとなっています。もちろんたまゆらをまだご存じない方もじっくり楽しめる内容になっています。御手洗に伝わる怖いお話「お歯黒伝説」や「火の車の塔」も収録されており、リアルな場所で聞く 声優さんならではの臨場感ある語りの中で物語に引き込まれてしまいます。なんと御手洗全体ガイドだけで約1時間。そして御手洗の昔を良く知る住民の話「御手洗昭和時代の物語」では、江戸時代から続く賑わいが残っていた昭和時代の常盤町通りの風景や昔ながらの遊びや商い、風習などを音声ガイドから想像することができます。御手洗には特別な時間が流れているとよく聞きます。それは大きく栄え賑わった跡、ひとかけらが今も続く風景や風習の中に細くとも長くゆっくりと生き続けているからかもしれません。今あるものも過去を振り返ると大きな発見があります。半径250m程の小さな町の中で紡いできた物語に触れ、今当たり前のようにある物事の意味や本質に立ち返る時間になれば幸いです。音声ガイド貸出は通常2000円(内1000円はデポジットとしてお預かりし機器返却後お返しいたします)潮待ち館で貸出を行います。(現在は土日祝日営業)おかげさまで本当に素晴らしい音声ガイドが出来上がりました。ご支援頂いた皆さま、昔の話を丁寧に聞かせて頂いた御手洗住民の皆さん、多大なるご協力を頂いた声優の儀武ゆう子さん、松竹さんや関係者の皆さま、深く深く感謝申し上げます。これからも御手洗昭和時代の物語は収録していきます。アップデートしていきますのでそちらもどうぞお楽しみに。皆さま、新たにスタートする御手洗音声ガイドをぜひご利用くださいませ。 もっと見る

  • 沢山の方にご支援頂き、おかげさまで目標金額を達成いたしました。皆さま本当にありがとうございます。コロナウイルス感染症拡大の終息も見えず大変な中、ご支援頂いた皆さまには深く感謝申し上げます。メンバーと力を合わせ、また地域の皆さんと協力しながら御手洗に古くから続く物語・文化を保存、発信して参ります。日本人が大切にしてきたコミュニティや人との関係性の背景や意味に迫りながら、その本質を次の世代に繋げていく活動にしていけたらと思っております。音声ガイド公開まで今しばらくお待ちくださいませ。急ぎ達成のご報告とお礼まで。ありがとうございます。 もっと見る

  • クラウドファンディングプロジェクト終了まで残すところあと一日となりました。おかげさまで達成率90%まできました。ご支援頂いた皆さま本当にありがとうございます。あと一日なんとか100%の到達を目指したく、引き続きどうぞよろしくお願い致します。この写真、御手洗のどこかおわかりですか?道の先に小さく映っている場所が常盤町通りと潮待ち館の交差点です。右手に”こばやし”という精肉店が見えます。潮待ち館はその昔薬屋でした。そして常盤町通りの道を挟んで向かいは八百屋さん。その他にも御手洗には豆腐屋だけで5~6軒、製麺所や小間物屋、鍛冶屋や映画館、登記所、銭湯も2軒ありました。直径500mほどの小さな町御手洗は離島でありながらも一大商店街でした。せせこましい中にギュッとコンパクトな生活空間があり、また様々な物語、人間模様がありました。今なぜこの建物がここにありこのような造りになっているのか、このような文化・風習が残っているのはどうしてなのか...昭和時代を紐解くとその理由がわかることがあります。今に続いている貴重な景観、文化の原点を知り、音声や映像で残していくことは次の世代に地域の価値を残していくとても重要なアクションになります。昭和時代、それ以前を知る御手洗の方々に話を聞けるのも今しかないかもしれません。全体的な音声ガイド案内制作と共に御手洗の物語をアウトプットしながらしっかりとインプット(記録)をしていきたいと思っています。 もっと見る

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