今日紹介するのはヨウスコウワニです。
のんほいパークには、
絶滅危惧種の評価上、一番深刻なCR(深刻な危機)というカテゴリーの動物が2種います。
それはスマトラオランウータン(CR)と
このヨウスコウワニ(CR)です。
ちょうどこの2種は同じ建家にいますので、
ぜひ興味持って見ていただけると嬉しいです。
このヨウスコウワニは、文字通り中国の揚子江という大河に棲むワニです。
IUCNの紹介ページによれば
ヨウスコウワニの成熟した個体数は68〜86頭と書かれています。
100頭もいないということです。
原因は多いのですが
三峡ダムの開発など
中国の発展の歴史の中で
揚子江が汚染され
その環境下で個体数が減っていったということなんです。
同様に減らしているヨウスコウカワイルカ(CR)がいます。
1950年代には6000頭いたものが
1997年の調査では13頭となり
21世紀になってからは観測されていません。
ヨウスコウワニも同様の道を辿るのかもしれません。
クラウドファンディングは残り10日ですので
大切なことを書きたいと思います。
例えばヨウスコウワニ。
足もあるわけですから、川の中で暮らしにくいのであれば
/陸に上がればいいじゃないか
/海に出ればいいじゃないか
と思うかもしれません。
でも当然ヨウスコウワニも、ヨウスコウカワイルカも
揚子江という川の中でしか生きられないんですね。
先に紹介したコツメカワウソも
河口付近でしか暮らせず
海に出てラッコになることも
陸に上がってイタチになることもできないわけです。
要するに動物たちは人間が壊した環境の中でしか生きることができないということです。
人間は住みにくくなれば引っ越せばいいのですが
動物はそうはいかない。
これが知って欲しい一番のこと。
だからこそ、環境を取り戻す役割も人間にかかってくるのです。
人間が壊した自然は、人間が取り戻す。
でないとこれからもどんどん動物たちは数をはらしていく。
子どもたちが大好きな
ゴリラもチンパンジーもオランウータンも
ゾウもキリンもライオンもトラも
パンダもホッキョクグマも
です。
子どもたちにそんな未来を渡してもいいのかなぁ…と思う。
でも
動物たちの事実を知ると
その学びが興味を変えると
これからの暮らしが変わると思う。
また人間が自然を壊していく過程でビジネスになったのなら
自然を取り戻す過程もビジネスになるはず
と企業の方は思って欲しい。
残り10日間。
カウントダウンが始まりました。
みなさま応援・拡散・ご支援何とぞ宜しくお願いいたします。
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