はじめまして、Nurse and Craft 代表の深澤と申します。これから10回に渡って、本クラウドファンディング・プロジェクトについてお話させていただきます。
私たちは、広島県呉市の瀬戸内海にある大崎下島を拠点としております。ここは人口減少・少子高齢化、産業の衰退が著しく、高齢化率70%を超える人口約1,500人ほどの過疎地域です。私たちは、「『100年生きたら、おもしろかった』と誰もが言える世界の実現」をビジョンに掲げており、介護で苦しむ人がいなくなるように疾病予防や未病の領域に取り組み、ウェルビーングな暮らしを実現しつつ、もし介護状態になっても住み慣れた自宅で、できる限り暮らしていけるように訪問看護サービスを展開しています。
年齢を重ね、病気や怪我と付き合いながら生活をする地域の訪問看護サービスのご利用者にとって、社会生活を持続的に営むための日々の運動やリハビリテーションは、重要かつニーズが高いと感じております。しかしながら、地域全体の人口減少による売上鈍化や国からの介護給付費の抑制、コロナ禍による対面サービスの減少・感染リスクの増加などから、非対面型(或いは接触が少ない)で、診療・介護報酬に頼らない新しいサービスを作らなければならないという課題があります。
そこで、私たちが課題を設定した領域が、「健康維持・増進、疾病予防、未病」であり、AR技術という最新のテクノロジーを活用してアプリを開発し、非対面型の運動・リハビリサービスの実現を目指します。本プロジェクトでは、訪問看護事業者としての我々の知見が存分に活かせると確信しています。