多くの人々ができる限り病気にならずに健康的に生きていくことを望んでおり、医療従事者はそこに注力しなければならないと私は考えています。
私たちは、人々を健康にすることで報酬を得る仕組みを構築し、診療報酬や介護報酬だけに頼らないビジネスモデルにすることで、過疎地域における地域医療を持続的に成り立たせることができると信じています。
そして、今回、開発するARアプリは、私たちのような訪問看護事業者だけが活用できるものではなく、デイサービスなどを運営する介護事業者にとっても有効なものになるはずです。多くの介護事業者にとって、介護職員の確保は大きな課題です。
本来であればケアに注力したいところ、人手不足によって致し方なく、業務の効率を必要以上に求めることになってしまいます。さらには、レクリエーションメニューを考える時間も職員にとって負担になっているのではないでしょうか。
そのような課題もこのARアプリが解決してくれると信じています。介護事業者にとってはレクリエーションとして使え、新たな建物や人員を必要とせず、レクリエーションメニューを考える時間も削減できます。今後も介護人材が足りないのは明白です。であれば、医療介護事業者である私たちは、人材の奪い合いではなく、テクノロジーで対処できることは率先して行っていくべきだと考えています。