☆はじめまして☆

ミルクの飼い主の中澤と申します。

数あるプロジェクトの中からこのページをご覧いただき本当にありがとうございます。
きれいな山々と川が見える京都で、息子と娘と猫２匹で暮らしております。

これまでも近所で子猫を保護したことがありましたが、母子家庭で二つの仕事と子育てに必死で、ペットを育てる余裕がなく、飼いたいと泣く子ども達を説得して里親さんにお渡ししてきました。

昨年11月、家の近くで生後2か月ほどの子猫を保護し、子ども達も成長してお世話を任せられるようになってきたので、ミルクと名付け、新しい家族として迎えました。

ところが、今年8月中旬から原因不明の高熱が続き、複数の病院で検査などを受けた結果、猫伝染性腹膜炎（ＦＩＰ）と診断され、『もう治療法はない』『もって3ヶ月くらい』と言われました。

初めて家族になった猫が、生まれてたった1年も生きていないうちに、こんな恐ろしい病気になってしまうなんて！子ども達もショックでみんなで泣きました。
全身に炎症が起きて高熱が出ていても、その熱や痛みを和らげる手段もなく、食事も水も受けつけず、なすすべもないまま弱っていくのを見ているだけ、死ぬのを待つだけなんて、私たちにはとても耐えられません。

本当に救う方法は何もないのか？せめて熱や痛みからだけでも解放してあげられないかとネットで調べているうちに、最近海外で開発されたMUTIANという薬があること、日本では未承認で入手困難なこと、しかしその薬で治療を試みられている病院が全国に数軒あること、そして幸運なことにそのうちの一つが大阪にあることがわかりました。
助かるかもしれない！とすぐにお電話で先生に相談すると、とても丁寧に教えてくださいましたが、その薬の費用を聞いて驚愕しました。ミルクの場合、１日に約18000円、それを84日間も続ける必要があるそうで、薬代だけで150万円以上かかるとのこと。そんな高額な費用はいくらなんでも無理だ、もうダメだと目の前が真っ暗になり、涙があふれました。

『お母さん、お金なんとかならへん？僕のお年玉貯金も全部使っていいし、大学受験の費用も入学してからバイトして返すから、なんとかしてミルクを助けてやってほしい』子ども達の優しい想いを叶えたい！私だって助けたい！でも私一人の収入では日々の生活と子どもの学費だけで精一杯…どうしたらいいのか…悩んで悩んだ結果、このクラウドファンディングに挑戦するという道にたどり着きました。

皆さま、お忙しい中とは存じますが、どうか最後まで読んでいただき、こんな私たちに少しでもお力を貸していただけましたら幸いです。

☆まず、猫伝染性腹膜炎(ＦＩＰ)とは☆

猫伝染性腹膜炎とは、多くの猫が体内に持っている「猫腸コロナウィルス(弱毒性)」が、何らかの原因で猫の体内で突然変異を起こし、強い毒性を持つ「猫伝染性腹膜炎（ＦＩＰ)ウィルス」に変異し、重篤な症状を起こす、致死率ほぼ100%といわれる怖い病気だそうです。

※現在流行しているコロナウィルスとは全くの別物です。
※猫からヒトへの感染はありませんが、日本ではワクチンや治療薬はなく、不治の病とされています。
※変異したウィルスが自然になくなることはなく、対処療法による延命治療しかないとのこと。

※「何らかの原因」として、引っ越しや里親譲渡などの環境変化、全身麻酔での手術、多頭飼育、などによるストレスや免疫力低下などが考えられるそうです。

※腹水や胸水が溜まるウェットタイプと、内臓に肉芽腫(しこり)ができるドライタイプ(重症)があるとのこと。（ミルクはドライタイプ中期と診断されました。）

※１歳未満または老猫が発症しやすく、進行が早く、数日～数週間で亡くなることもあるそうです。

☆このプロジェクトの目的・実現したいこと☆

●ミルクの発熱から４週間もかかってやっとたどり着いた先生のご指導のもと、海外で開発された薬『MUTIANムティアン』による治療に挑戦し、ＦＩＰ寛解を目指すことが目的です。

この薬は体重によって処方量が変わります。
ミルク（体重3.0kg　ＦＩＰドライタイプ中期・ぶどう膜炎あり）の場合➡１日のMUTIAN投与量550mg=186,45円　×84日=1,566,180円　かかる予定です。（体重が増えなかった場合）

皆様のお力をお借りして、投薬を中断することなく、なんとしても84日間続け、ＦＩＰ寛解を実現し、ミルクと末永く一緒に暮らせることを親子ともに願っております。

●また、日本未承認のお薬のため、ＦＩＰ治療を導入されている病院が全国で数件しかなく、実際に投与した場合どんな経緯をたどって寛解に向かっていくのか、副作用などはないのか、などの情報がほとんどないのが現状です。
どの病気も、病気発見の時期やその個体によって、薬の効果はそれぞれ違いますが、『うちの場合はこうだったよ』という情報を同じ病気を持つ皆さんに提供していきたいと考えております。

※必ずしもMUTIANに最善の有効性があり、協力病院に受診を推奨するものではありません。
※「MUTIAN」は日本において動物医薬品として承認されていません。私が飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえで、投与が必要と考えていますが、全てのFIPの猫に「MUTIAN」が有効であるという趣旨ではありません。

どうか皆様のお力添えを賜りますよう切にお願い申し上げます！

☆これまでの経緯と今後の活動スケジュール

【2020/8/14】
３日前から左目が茶色く充血？してきた。もしかしたらシャンプーが目に入ってしまったのかと思い受診。目の洗浄と目薬を処方してもらう。

【2020/８/２４】
点眼を続けるも充血が改善しない。食欲がだんだん落ちる。動かない。熱っぽい。再度受診すると、40℃以上の熱が。結膜炎ではなく、６月にもう一匹保護した子猫が何かウィルスを持ち込んだか可能性も。インターフェロン、抗生剤など注射。※２匹とも猫エイズ・猫白血病は陰性でした。
【2020/８/２５】
翌日も受診。インターフェロン、抗生剤など注射。この後１週間ほどで目の色も改善し、食欲も少し戻ってきたので治ったと思われた。

【2020/９/８】
また左目が濁り始める。食欲不振。再度受診。発熱40℃以上。 インターフェロン、抗生剤など点滴。チュールしか食べない。

【2020/9/10】
受診。熱40℃。インターフェロン、抗生剤など点滴。

【2020/９/11】
受診。熱40℃。インターフェロン、抗生剤など点滴。
これだけ熱が下がらないということは、インターフェロンも抗生剤も効いていないということ。カリシウィルスなどではなく、猫コロナによる伝染性腹膜炎ＦＩＰの可能性が高いと言われる。この時初めてこの恐ろしい病気を知った。

【2020/９/１２】
諦めず注射と点滴を続けようと受診したが、もう効かないので打ってもしかたないとインターフェロンは注射されなかった。熱を下げる手段としてステロイドがあるが、ステロイドはウィルスを増殖させる可能性があるので使わない方がよい、とのこと。じゃぁ高熱のままどうしたらいいのか。

【2020/09/12】
本当にＦＩＰなのか、熱だけでも下げる方法はないのか、セカンドオピニオンを求め他院で精密検査を受けるが、同じ見解。やはりＦＩＰで、腹膜やリンパ節が炎症を起こしているので痛みも激しいだろうとのこと。もうステロイドしかない、でもステロイドを打っていいのか決心できず帰宅。

【2020/09/15】
友人に相談し、さらに別の病院へ。やはりステロイドの解熱鎮痛剤の注射を打つことに。猫コロナウィルスの抗体検査も受ける。（結果は陽性）
３週間続いていた熱が下がり、ミルクの表情が和らぎホッとする。でも翌日にはまた発熱。

【2020/09/18】
受診。再度、点滴とステロイド注射。１回目のように効かず熱が下がらない。対症療法さえも効かない。もう本当にこのまま何もしてあげられずに、苦しみながら死なせてしまうのか。

【2020/9/19】
ネットで、最近海外で開発された『MUTIANムティアン』という薬でＦＩＰ治療を試みられている病院が大阪にあることを知り、電話で先生に相談。その薬代に１５０万円以上かかることを知る。

【2020/9/20】
家族で話し合い、MUTIANで治療することを決め、大阪の病院へ。
ＦＩＰ中期とのことで、一刻の猶予もないため、投薬についての注意事項の指導を受け、MUTIAN10日分(￥186450)を処方してもらう。

【2020/9/21】
投薬1日目⇒猫に薬を飲ませるのも人生初。チュールに混ぜてみたが大失敗。

【2020/9/22】
投薬2日目⇒カプセルのまま飲ませる。指を噛まれながらも格闘すること1時間。

【2020/9/23】
なんとこの日から熱が下がった！薬の効果か分からないけど希望の光が見えた！とにかく私ができることは薬を確実に飲ませること。
【2020/9/24】
熱はなし。脱水防止のため点滴だけしてもらう。
投薬が難しいと相談するとピルガンを譲ってくださった。感謝！

【2020/9/25】
なかなかうまく飲ませられない。あと79日。。。

【2020/9/26】
お互いにまだ慣れないけれど着実に進歩していると思いたい。日に日に良くなっているミルクの姿だけが励み。 

【2020/9/27】
ＡＤ缶を1日に３分の１～半分くらいシリンジで食べられるようになったので、もう点滴はしなくてもよさそう。【2020/9/28】
次の10日分の薬を届けていただく。

【2020/9/29】
注文していたピルガンが届き、私も少し慣れてきた。ミルクは賢くなってカプセルを出す音で逃げて隠れるようになる。でもそれも良くなってきている証。

【これ以降の経緯は、CAMPFIRE内の活動報告で報告させていただきます。】

このように、このMUTIANという薬を１日１回毎日同じ時間に84日間、９月２１日～１２月１３日まで投与する予定です。１ヶ月ごとに近所の動物病院で血液検査をしていただき、そのデータを大阪の動物病院の先生にFAXで報告、薬の効果を診ていただく予定となっております。

１２月１３日にMUTIAN投与終了後、最後の血液検査、主治医の先生のご判断を仰ぎ、その結果をご支援いただきました皆様にご報告させていただきます。そのためプロジェクト終了は１２月２5日を予定しております。

☆目標金額の内訳と資金の使い道☆

●目標金額2,100,000円 の内訳は以下の通りです。
①　MUTIAN　84日分（1日￥18,645税込×84日）1,566,180円
➁　１ヶ月ごとの血液検査代　30,000円
③　CAMPFIREの手数料（17％＋税）392700円
④　リターンの原材料費と配送料の一部として　111,120円

※体重増加により薬の処方量が増える可能性がありますが、どれくらい増加するか予測できないため、増加分は含めていません。
※この薬の投与開始までにかかった医療費その他諸費用約100,000円は含めていません。

●皆さまからご支援いただいた資金は、すべて上記①～④に使わせていただくことをお約束します。万が一ミルクの容態が急変し亡くなった場合や、目標金額以上にご支援いただくことがあった場合は、経費を差し引いた残りの資金で、同じ病気で苦しむ猫ちゃんや、保護活動をされている方を支援させていただきます。

☆リターンについて☆

私と娘が手芸が好きなので、マスクケースやキャラメルポーチ、チャームを何種類か手作りします。また、息子が支援者様のペットの写真をプリントしたトートバッグも作らせていただきます。心を込めてお届けいたしますので、気に入っていただけましたら嬉しいです。
かわいい生地が手に入りましたら随時サンプルを追加する予定です。
アクリルフェルトを使用しています
マスクケース4種類キャラメルポーチ５種類オーガニックコットントートバッグ４種類

お届けは2月を予定していますが、ご注文数により遅れる場合はご連絡させていただきます。

☆最後に皆さまへ☆

私が好きで保護して飼うことになった猫の治療のために、このような形で皆さまにご支援を求めることについては、賛否両論、様々なご意見があることは十分承知しております。

実際、親戚からは『野良猫なんか拾ってくるからそんな目に合うんだ！』『猫にそんなお金をかけるなんて、どうかしてる』『子どもにもっと色んなもの買ってあげられるのに子どもが可哀そう』『猫のためにも人間のためにも安楽死させろ』などと言われました。確かにそうかもしれません。どの意見も正しいと思います。

私も食事が喉を通らないほど、眠れないほど悩みました。こんな治療を受けさせるのは私の自己満足なのだろうか。子ども達は本当に幸せだろうか。84日間も薬を飲まされるミルクは幸せだろうかと。
でも、ミルクはもう私たちの家族で、子ども達もミルクを助けてほしいと願っています。高熱のまま食事も水も受けつけず、苦しんで弱っていく姿を見ているだけなんて、私たちにはとても耐えられませんでした。治るかもしれない方法があるのなら賭けてみよう、家族三人の願いは同じです。

ミルクは、4週間高熱が続いていても、トイレにだけはフラフラよろよろ歩いていきました。もう砂をかく力もないのに、トイレはちゃんと自力でする。その頑張っている後ろ姿を見るたびに涙があふれて『この子は小さな身体で必死に生きている。私も頑張らないと！必ず助けるからね！』と勇気をもらいました。
正しいか間違っているかは分からないけれど、立ち止まって泣いているだけの３ヶ月と、何か道はないかと必死に模索しながらチャレンジする３ヶ月、どちらも同じ時間なら、私は後者を選びたいと決心しました。皆さま、私の勝手なお願いで申し訳ございませんが、どうかどうかお力を貸していただけないでしょうか。よろしくお願い申し上げます！
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました！
Instagramでも闘病生活を公開しています

＜All-in方式の場合＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。