プロジェクト公開から1週間弱で早くも目標の30%に到達しました。
たくさんの方に興味をもっていただき、本当にうれしく思います。
このプロジェクトは80日間という長丁場の企画ですし、プロジェクトが終わった後も、皆さまとは長くお付き合いしたいと思い、改めて森田の自己紹介をさせていただければと思います。
森田、実は島根の出身ではありません。
福岡市内で生まれ育ち、東京のマーケティング会社に勤めた後、自分の生業を作りたいという思いから、都会生活に終止符を打ち、島根に移住することを決めました。
何を生業にするか考えたときに、興味を持ったのが野生肉の利活用でした。
今の日本では野生動物による農作物被害が毎年約200億円あるといわれています。
それに対して約200億円の対策費(税金)がつぎ込まれ、トータル400億円のお金が毎年マイナスになっています。
それが毎年毎年繰り返されているのはもったいない。
なにかマイナスではなくプラスを生み出す仕組みが作れないかという思いがありました。
そこで出会ったのが島根県美郷町が取り組む『おおち山くじら』でした。
美郷町では、農家が自ら狩猟免許を取得し、田畑の周りに罠を設置してイノシシの捕獲をしています。
一般的には気温が高い夏場のイノシシはあまり好まれませんが、農作物被害は夏場におこるものなので、夏場に畑を荒らすイノシシを利活用しないと意味がありません。
そこで、『おおち山くじら』ではイノシシを生きたまま処理場に搬送し、適切な環境で血抜き、冷却をすることで衛生的でかつ美味しい肉を生産する仕組みを作りました。
この取組みは、全国唯一といえるもので、毎週のように全国から視察の方が訪れます。
しかし、この取組みは体力的にも大変な作業であり、実際に食肉製造をする方の高齢化がすすんでいました。そこで、事業の担い手を求められ、森田が移住をすることを決断しました。
今回のプロジェクトで利用するイノシシも春から夏に捕獲されるものです。
脂身が少なく、しっとりした柔らかい肉質をぜひお楽しみください。