こんにちは、19期のにしちゃんです。私は今年度、衣装に関して統括をする衣装責を務めさせて頂いています。今回私はFreeDの自主公演における衣装について書かせて頂こうと思います。
衣装へのこだわりはFreeDの強みの一つです。ナンバーの雰囲気に合うか、イベント全体のバランスは取れているかなど多くのことを考慮して、各ナンバー工夫を凝らします。特にJazzナンバーでは衣装を手作りすることも多くあります。
これまでのブログでも触れられていた通り、新型コロナウイルスの影響で、今年の新歓ライブのナンバーは自然消滅という形を取らざるを得なくなりました。それに伴って、かなりの時間をかけて準備してきた衣装も、一度も日の目を見ることなく役目を終えることになりました。衣装責かつ衣装のデザインもしていた私は、それまでの労力が水の泡となってしまったことが虚しかったし、皆に無駄な負担をさせてしまったな…という申し訳なさも感じました。
9月に開催予定だった内部イベント、DNも当初は各ナンバーの振付師(M責)が世界観に合わせた素敵な衣装を考えてくれていましたが、DNも中止となり、各ナンバーは動画撮影で作品を完結させることになりました。
その際、私は新歓ライブの教訓を踏まえ、衣装のことでメンバーの負担が重くなるのを避けるため、手作りや一括購入はやめ、なるべく手持ちの服の中で雰囲気をそろえるようM責さんにお願いしました。ギリギリまで手作りの衣装のデザインを考えてくれていたM責さんもいたため、心苦しい気持ちもありましたが、金銭的負担などでサークル活動を続けるのが厳しくなるメンバーもいる中、やむを得ないとの思いでした。
とはいえ、実際には手持ちの服ではナンバーの雰囲気に合わないと、納得できずに衣装を探して購入していたメンバーも少なからずいました。そして、動画撮影の日、衣装を着て照明付きのスタジオで踊っているときの喜びと高揚感に溢れた皆の表情は忘れられません。
1年生のナンバーを中心に開催した内部発表も、場所は普段の練習で使っている、ただの広い体育館でしたが、お揃いの衣装を着て踊る姿はとてもキラキラして見えました。
今年は例年通りにいかないことばかりで、踊る環境があるだけでも幸せなことなのだから、ある程度の妥協は仕方ないという考えもありましたが、DNと内部発表を通して、衣装はダンスナンバーの大切な要素の一つで、コストをかけてでもこだわりたいという思いに改めて気付かされました。
そして、FreeDが最も衣装にこだわり抜くのが自主公演です。自主公演はストーリー形式で、各ナンバーがストーリー内で表現する世界観があるので、衣装もその世界観に合わせて作り、キャストの衣装も用意します。踊りを引き立てるように、大きなホールで映えるように、着替えをしやすいように…あらゆることを考慮して何度も話し合い、イメージに合う服や布を探してはまた練り直し…と試行錯誤を繰り返します。
ちょうど今は、衣装制作の最終段階で、多くのメンバーが夜な夜なミシンと格闘して衣装を作っているところです。
それと同時に、衣装にはお金がかかります。既製品で衣装を揃えるナンバーも手作りするナンバーも、苦労して値段を抑えていますが、それでも1着数千円はかかってしまうのが現状です。
私も含め、ほとんどのメンバーは「ダンスがしたくて」このサークルに入っていると思います。ダンス以外の負担はできる限り減らしたいというのが本音です。それでも、脚本を練り、それに合わせて曲を探し、衣装・大道具制作やセリフの音源も準備して作り上げる一つの舞台はFreeDならではのものです。
このように何事にも妥協しないFreeDのメンバーにとって、金銭的な負担が軽くなることは本当に大きな助けになります。すでに多くの支援をして頂いたことには感謝してもしきれません。たくさんの応援コメントも頂き、皆様の期待に応えられるような公演を何としても成功させたいとの思いが強まりました。
コロナ感染者も増加しつつあり、予測できない状況ではありますが、残り1ヶ月、自分たちにできることを精一杯やり抜きたいと思います!
拙い文章ですが読んでくださりありがとうございました。次にブログを書いてくれるのは同じく19期のりさぴです!
2020.11.25
19期 にしちゃん