「お腹すいたなあ・・・」
サークル終わり、腹ぺこの私の心に浮かぶのは、こあの助の豚角煮丼ぶり。
今日は、その秘密を探るため、こあの助に潜入してきました!
百万遍第2象限。
王将と吉野家の間にあるビルの2階に、こあの助はあります。
こあの助は、2007年から14年間、店長さんご夫妻で営業されています。
今回はそのお2人にインタビューさせていただきました!
始まりは、”学生が好き”
ー私はこあの助の豚角煮丼ぶりが大好きです。
本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
↑店内。アジアンな雰囲気で、素敵!
ー早速ですが、店長さんはなぜ、こあの助を開こうと思われたのでしょうか?
僕はもともと若いときから飲食店の事業展開をしてきましたが、60歳くらいからは学生相手の小さな店をしたいと思っていました。
元々学生と話したりするのが好きで。
あとは、自分もそうなんやけど、学生の時に通った美味しかったご飯屋さんや喫茶店は心に残る。だから、大学の前で、小さい店をやりたかった。
ここはお客さんのほとんどが京大生で、原価率も破格。
学生の美味しそうに食べる顔が好きでやってる、って感じやね。
ー本当に美味しいものが、安く食べられて本当にありがたいです。
特に京大生は下宿生も多いので、外食というより、日常のご飯を食べにお店に行く人も多いと思います。そう考えると、京大周辺のお店は、美味しいご飯を食べられる、日々の食卓とも言えそうです。
「こあの助」という名前の由来をお聞きしてもよろしいでしょうか?
こあの助の名前の由来は、タイ語で台所を意味するコアと、日本的な名前である、”~の助”を合わせたもの。
多国籍の学生が集まるこのエリアで、アジア圏の留学生の嗜好に合わせたものと、日本人に馴染みある、和だしと醤油味の丼を提供することで、外国人と日本人が同じものを食べて楽しめる店にしたいと思った。
だから、タイカレーと、創作丼ぶり。
人生の中で学生時代の思い出は、いつまでも心に残ります。その時に食べたこあの助の味を学生時代の思い出の中の一つとして残してくれたら最高です。
ーそんな素敵な由来があったんですね。
↑こあの助のメニュー!カレー×創作丼ぶり。どれも最高に美味しい♡
こあの助コレクション ~絶品料理たち、ご紹介!~
ーまずは、こあの助のタイカレーについてお伺いしたいです!
↑左:グリーンカレー・チキンのトッピング
右:イエローカレー・タイ風卵焼きとエビのトッピング!
グリーンは辛め、イエローはやさしい。
グリーンカレーは本場タイの辛さに合わせてるから、0でも辛い。
グリーンカレーとイエローカレーは使ってる唐辛子が違うから、イエローは優しい味。
メニューには辛さ0~3までしか書いてへんけど、辛いのが特意な国の人は、7,8,9,10とか頼んだりもする。
ー本場の味タイカレー、美味しそうです・・・!
私は辛いのが得意ではないので、今度イエローカレーに挑戦してみたいです!
7,8,9,10とかどのくらい辛いのでしょうか・・・
カレーも食べてみたい!と思うものの、いつも来たら豚なっとう丼ぶりか、角煮丼ぶりを頼んでしまいます(笑)
豚なっとうも根強い”納豆ファン”がいるねえ。
毎年納豆ファンが京都を離れるときには、「メニュー教えてください」と言いに来る。
納豆は納豆だけで食べることが多いけど、炒めて料理して、ってところがおもろいね。
タイの子で納豆苦手な子がこれ食べて、ファンになってた(笑)
↑こあの助の豚なっとう丼ぶり。
ーそうなんですね・・・!
こあの助の豚なっとうどんぶりは絶妙な味付けで、本当に美味しい。
納豆苦手な人がファンになってしまうのも、納得です!
こあの助の1番人気はどれなんでしょうか?
それを決めるのが難しくてねえ。
ものすごい日によるし、人による。口コミがすごいんやと思う。
角煮ファンも多いし、学部生の若い子はがっつり、ガーリックの大食べていく。
医学部とか院生はとり丼好きやったりするねえ。
昔はガーリックが1番人気やったけど、時代とともに移り変わってきた感じ。
↑豚ガーリックソース炒め丼ぶり。食べたことがないので挑戦してみたい!
カレーと丼では、日によって全然違うけど、平均すると50:50って感じ。
トムヤムも入れると、カレー・トムヤムのスープ系の方が多い。
ーカレーと丼、同じくらいなんですね!
口コミがすごい、というのは、本当にそうだと思います。コミュニティごとに人気メニューが違いそうです。私が初めてこあの助に行ったときは、「豚なっとう丼ぶり」が美味しい!と聞いて行ったので、今でもよく頼むし、私のサークルのメンバーは、角煮が好きな人が多くて。
角煮も人気やねえ。
角煮は、朝の7時から煮てる。
作り方は3つの工程に分けられて、まずウーロン茶で炊いて、脂分をぬく。色んなお茶を試してみたけど、ウーロン茶に落ち着いた。
次は、おからとねぎと一緒に煮る。これも、脂をぬくため。
最後に、15年間継ぎ足しでやってきたたれで煮る。
こうやって作ると、脂がぬけて、ほとんどコラーゲンになってるから、胸焼けしない。
ーあの美味しい角煮丼は、ものすごく時間をかけて作られているものなんですね・・・!
たしかに、あれだけたくさんお肉がのっているのに、全然胸焼けしない。
ぺろっと食べられてしまいます。
豚なっとうは、レンコン、おくら、たまねぎをごま油で炒めて、そこに納豆を入れて炒める。栄養バランスがいいね。
ーたしかに、野菜もたっぷり取れますし、タンパク質も取れる。
ラーメンばかり食べている男子も、たまには食べに来てほしい一品ですね(笑)
トムヤムも、ストーリーがあって。
前アルバイトしてたタイの子がスープがすごい好きで、ある日まかないとして、トムヤムを作ってあげた。そしたら、「これはタイの味!」とものすごい喜んでくれて。メニューにとして出すべきやって。
↑トムヤム♡
ーそんなストーリーが・・・!それはぜひ食べないと!
とり丼もいつも食べてみたいな、と思います。
とり丼は、一味を最後ふりかけてて、ちょっとピリ辛で、美味しい。
鶏肉300gを焼くから、ちょっと時間かかるけど。
ーなるほど。お店が空いているときに、頼んでみます!
これからは豚なっとうと角煮の2つを渡り歩くのではなく、全メニュー制覇を目指し、 色々なメニューを食べてみたいと思います。お話を聞いていると、全てのメニューを食べてみたくなりました・・・!
通っているだけではわからないこあの助のお話を聞くことができて、今日はとても楽しかったです!
本日はありがとうございました!
↑こあの助のお料理、大集合!!
「学生が、美味しそうに食べる顔が好き。」
店長さんご夫妻のたくさんの愛によって作られているこあの助の料理たち。
本場の味、グリーンカレーとイエローカレーにトムヤムクン。
豚なっとう丼ぶりに角煮丼ぶり、豚ガーリックソース炒め丼ぶり、とり肉とれんこんのピリカラ丼ぶり。
これを書いているだけでもお腹が空いてきました。
全部食べたい~!
こあの助
HP:https://koanosuke.owst.jp/
TEL:0757022611
(記事:Pumpit 5th谷田初音)