●チャレンジャー#05 マゼンタ(高田明子)
30年の葉山生活とまちのこと
葉山で暮らし始めて30年が経ちました。開発によって失われていく歴史的建物と景観を守ろうと、18年前から調査研究を続けています。
6年前に団体の代表になってからは、地域で仕事と経済を廻すことを念頭に人、物、事を繋ぐコーディネーターとして活動し、持続可能な葉山らしい町づくりを模索しています。
ここにある資源
葉山では、たわわに実るみかんの木があちこちにみられます。その正体は、50年前に平成天皇ご成婚記念に配られたロイヤル夏みかん。今は高齢化により収穫できずに放置されているケースも多いのです。
それをここで加工し商品化したい。この地にあるものを活かしたものづくりは地域づくりの原点となります。
葉山にこの場所があることの意味
葉山キッチンには、世代を越えて支え合う、コミュニティの場としての可能性があります。
私のようなお一人様同士が集まり、食卓をともにすることで繋がり、この地で楽しく暮らせることを願って、地域の孤食(孤独に寂しく食事をとること)をなくすご飯会も開催していきたいと考えています。