TABEBORA2号店 代表 岡田万悠里
TABEBORA2号店 デザイナー 山下由莉恵(えってぃー)
Q1.今までタベボラで何をしてきましたか?
岡田: 私は今年からTABEBORAの活動に参加しているのですが、カフェの営業を主にしてきています。7月から2号店の代表と経理という仕事をもらいましたが、まだまだこれからという感じです。自分の仕事を見極めて、TABEBORAのメンバーが活動しやすい環境作りをしていきます!
えってぃーさん: 私は昨年度からの参加で今回の留学プロジェクトのフライヤーのデザインやメニューの考案などをしてきました。
岡田:えってぃーさんにはこれからいろいろお世話になると思います。これからも一緒にTABEBORAを支えて欲しいです(*^^*)
よく考えたらえってぃーさんがTABEBORAと関わるようになった理由をちゃん聞いてないですね。どうですか?
えってぃーさん:確かにそうだね。街づくりに元々興味あって、都市や今いる浜松について考えている間にもっと地域コミュニティが結びついて豊かになっていったら浜松がもっと面白くなるような気がして、そういうコミュニティの一つが地産地消とかを大切にしているTABEBORAかなと思って参加してみたんだよね。まゆりちゃんは結構当初から中心的なところを行ってるけど、初めのきっかけはあった?
岡田: そうですね~。小学校の時に社会の教科書でフェアトレードの言葉を知って、当時発展途上国とか知らなかったので、同じ人間なのに貧しい人が現在進行形でいるんだって思って衝撃が凄かったのが一番最初のきっかけですね。その後高校の英語の先生が言語は社会とかの流れに沿って意味が変わっていくっていう説明の時フェアトレードはフェア(平等)とトレード(貿易)がくっついたんだけど、そもそも貿易ってお互いにwin-winな取引のイメージなのにフェアってつけないと平等っていう意味が見えなくなっちゃったんだよっていう説明を聞いて、なるほどって思ったのが2度目の波ですね。利益を求めるのは悪くないと思うけど、誰かが苦しめば回り回って帰ってくると思うんですよね。すっごく広い視野で考えたら、同じ人間を大事にすることはとても効率のいいことだと私は思ってます。そこで出会ったのがタベボラですね。地産地消も国内のフェアトレードという言い方をしていたのに納得しました。
Q2.TFPでは何をしていますか?
岡田: 私たちは天竜Kicoroの森の企画を担当しています。私は企画を建てたことがないので、少し慎重になりながらも、失敗も勉強という気持ちでガツガツ進めていこうと思ってます。前田さんのお話は自分の考えを固める良い材料になると思います。何よりえってぃーさんの存在は心強いですよ!!
えってぃーさん: いやいや、まゆりちゃんは行動力と面白いと思うものへの決断力があるのでこの天竜kicoroの森もかなり面白い企画になってるんだよ〜。私、天竜杉って名前は知っているけど、それ以上は知らなかったのね、でも今回の企画は天竜の街のことや、森のこと森から見た浜松の街、街との結びつきや地域資源の活用なんかを考えるきっかけになっているし、参加してくれる子達にもそれは伝わるようなプログラムになっているよね。天竜杉とか地域資源が街のアイデンティティとして意識づけられるようになったら楽しそうだなって思うよね。
岡田: そうですね。ただブランドの天竜ではなくて、昔からそこで人々の生活があったし、木は物や商売道具ではなくて、私たちと同じ生き物で、むしろ500年とか1000年も生きている、生きるベテランであり先輩だと気づければ、自然への味方も変わってくるかなと思います。そして、その衰退はもったいないというか、生きる土台が消えてしまうイメージでとても悲しいことだと気づいてくれたらいいなと思ってます。
Q3.TFPで期待することは何でしょう?
えってぃーさん: やっぱり現状を知るってことかな。現状を知っていく中で自分の意識の低さとかも感じるし。浜松ってかなり広範囲に合併したじゃん?自分の生まれ育った地域より外側まで同じ市になったから全然把握できてないんだよね。街づくりに興味があったんだけど、その街をつかめてないなって思ってて、今回は自分が知るってことと、責任を持って発信する機会だなって思ってる。まゆりさんはどう?
岡田:浜松の合併はかなり厄介だと思ってます。同じ浜松なのに全く知らないし、文化も違えば、方言も微妙に違う。天竜は天竜で一つの地域だったのに、浜松のド田舎っていうイメージになってるのって、違う気がします。どうやって変えていくのか、それとも新しい浜松を作っていくのか、どちらかわからないけれども、現実を受け止めていかない限りもっといいものにはならないと思うので、何か新しい引き出しが増えればいいなと思ってます。
Q4.現時点で、あなたにとってフェアトレードとは?
岡田:なんだかんだいって、先進国の購買基準が値段が安いということが問題だと思いますが、それをすぐに変えれるわけではないです。それより、その現状を知って、自分はどうだろう?なんでこの値段なのだろう?と自分の生活を振り返るきっかけになったと感じます。まず、客観的に自分を見れるかが何においても大事だなと気付かされました。皆さんにもフェアトレードという言葉を聞いて、まず今買ったお菓子の値段ってどう決まって、なんでこんなに安く売れるのか、考える癖がついてくれればいいな、それがフェアトレードに近づく第1歩かなと感じています。
えってぃーさん:客観的に自分を見る、そこからまず自分の考えを変えるには何が変えれば変わってくか考えてくのが大切だなって私も思う〜。フェアってことは対等ってことだから、買う側も売る側も平等じゃないといけないよねぇ。今の生産と購買の間にはいろいろな段取りを挟んでるから、見えないものが多いなって思ってる。だから、まずは見えやすい地場の取引から考えて、同じ目線で海外の産品も大切に見ていけるようにしたいな。だから、フェアトレードは私にとって海外との取引だけじゃなくて近いところの取引も同じで生産と消費が平らなトレードのことだと思ってる。
二人とも、ありがとうございました!
今回は新しく、対談方式での紹介でした。
昨日のスリランカに引き続き、国内も熱いです!
引き続き、メンバー紹介をお楽しみに!