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生産者の「リアル」を。超行動的大学生が経営するカフェの留学プロジェクト!

生産者のところへ会いに行くことで、よりフェアトレードや地産地消の「リアル」をしる。農園見学や現地の活動家、生産者や学生と交流することがメイン。

現在の支援総額

316,173

63%

目標金額は500,000円

支援者数

33

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/07/30に募集を開始し、 33人の支援により 316,173円の資金を集め、 2017/08/19に募集を終了しました

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生産者の「リアル」を。超行動的大学生が経営するカフェの留学プロジェクト!

現在の支援総額

316,173

63%達成

終了

目標金額500,000

支援者数33

このプロジェクトは、2017/07/30に募集を開始し、 33人の支援により 316,173円の資金を集め、 2017/08/19に募集を終了しました

生産者のところへ会いに行くことで、よりフェアトレードや地産地消の「リアル」をしる。農園見学や現地の活動家、生産者や学生と交流することがメイン。

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■ご挨拶

こんにちは!TABEBORA team TFP( TABEBORA for prodocutors )です!

私たちは「TABEBORA」という活動をしています。

「TABEBORA」とは食べるボランティアの略です。
大学生のみでフェアトレードをコンセプトにしたカフェを経営しております。
お客様が食べることを通じて身近に国際協力ができることが私たちのアピールポイント。
カフェの営業をしながら、生産者と事業者と消費者を繋ぐ2つの活動である
フェアトレードと地産地消を啓発することを最大の目的としています。

TABEBORA For Productors ( TFP )
さて、この「TABEBORA留学プロジェクト」はタベボラ誕生以来の一大プロジェクトです。
実際に生産の現場を感じることで、より消費者の方々にリアルな現状を知ってもらいたいと考えています。

生産者の「リアル」を知る。今回の目的はそれです。

フェアトレードによる恩恵ってどれくらいあるの?

生産者はどんな想いで、何のためにつくっているの??

その人達の暮らしは実際どうなの???

TABEBORAは2015年の創業以来、静岡市にあるフェアトレードショップ「Teebom」さんからフェアトレード商品(コーヒー豆、紅茶)を仕入れてきました。TABEBORA2号店では加藤農園(無肥料・無農薬栽培農家)から野菜を、Kicoroの森さん(浜松市天竜区)からクロモジ茶を仕入れています。

以下各留学先詳細

①スリランカ(グリーンフィールド)

②浜松市天竜区(Kicoroの森)

③浜松市都田(加藤農園- 無肥料・無農薬栽培 -)

【留学先:外国】

①スリランカ(9月11日〜9月19日)

6泊7日のプログラム

■紅茶園見学

■紅茶製造工場視察

■リプトン紅茶製造現場見学

■グリーンフィールド社のオフィス視察

■コロンボ、キャンディ、世界遺産シギリヤロック、ハプタレー市内の見学

(グリーンフィールドで働く女性たち)

スリランカのグリーンフィールドのプランテーションを見学します。

現地でお茶摘みをする人にインタビューしたり、スリランカ全体の事情を知るためにグリーンフィールドだけではなく、他の工場や、文化遺産などの見学にもいきます。

- Green Field -  

1992年に有機農家のムットゥ(Muthu)が一念発起してオーガニックに特化した紅茶栽培を始めました。

小規模生産者に有機栽培の指導をし、彼らの茶葉を購入し、紅茶を生産しています。

フェアトレードのプレミアム(生産者の持続可能な生産活動や生産者コミュニティの自立のために、

購入者が支払う代金の5~10%ほど)は、生産者が暮らす地域のために役立てられています。

Green Fieldでは、このプレミアムで2008年に地域の住人が使える”カルチャーホール”を作りました。

村々のお祭りや結婚式などで活用されています。

(↑TABEBORA2号店ではグリーンフィールドのセイロンティーを6種類仕入れています)

 

【留学先:国内】

②天竜Kicoroの森(10月7、8日)

1泊2日のプログラム

■前田さんの話を聞きながら森を散策

■古民家で鹿肉のBBQ、自作の竹で流しそうめん

■焚き火を囲んでフェアトレードや地産地消のこと、森のことを語りあいます。

■伐採体験

「100年後にこの国に生まれるこどもたちのために来る人みんなが森をすきになれる。そんな森をここにつくろう。」Kicoroの森、きこりの前田剛志代表

きこりというと、山で木を切る仕事を思い浮かべる人が多いと思います。それ以外にも、木の苗を植え、下草を刈り、木が大きくなれば枝打ちや間伐など、たくさんの仕事があります。しっかりと手入れされた森では、光が地面に届くことで下草が生え、差し込む光の陰影がとても美しい世界になります。きこりのことを光のコーディネーターと呼んだりするのは、そんなところにも理由があります。

前田さんは千葉県四街道市の出身。バックパッカーとなって海外を旅する中、日本の自然の素晴らしさに気付き、林業を志すことになる。そして14年前、縁もゆかりもない浜松市天竜区へ移住。平日は林業に従事するかたわら、木の心を意味する「Kicoro(キコロ)」の名前で森の魅力や価値を伝える出前講座やイベントの開催など、精力的に活動をしています。

森は治水や災害の防止、水資源の循環、二酸化炭素の吸収、さまざまな動植物の住みかなど、木材だけでなく多くの恩恵を私たちに与えてくれています。その一方で、輸入材による価格の低迷や後継者不足など、日本の林業は危機的な状況におかれているのも事実です。

『毎日何十本もの木を切っていると、いつしか木が生きているという感覚が麻痺してしまうんです。』

と話す前田さんは、木を切ることを殺生(せっしょう)という言葉で表現しています。

『1本として同じ木はないのに、単なる商品として扱っている自分がいた。森から木をいただいているという感覚をなくしてはダメですね』

『林業の世界では木は3種類だけ。杉とヒノキと、それ以外を意味するカナギ。それは杉とヒノキ以外は商品価値がないということ。それだけでなく、曲がりのある木は規格外なので、捨てるか合板にしかなりません。経済の視点で見ると、山には杉とヒノキという商品しかありません。でも視点を変えれば、山にはさまざまな商品や可能性があることに気付きます。』

あなたはここまで森の命や、きこりの心を考えたこと、感じたことはありますか?森が、木が日常生活を彩っていることに気がついて欲しい。そんな想いで、TABEBORAでは、上記にあげた間伐材や形の悪い木をあえて前田さんから頂き、1tトラックで自分たちで森から運びだし、自分たちで椅子やタイルを制作し、店舗に使用しています。またクロモジという樫の木の枝を煮出して飲む「クロモジ茶」を提供しています。杉や檜のだけではない森のめぐみを是非味わって欲しいです。

 

(↑森から木材を搬出する様子)

(↑森から搬出した木材を加工した手作りの丸椅子)

(↑森から搬出した木材を加工した手作りのタイル)

 

③加藤農園(10月中1日~2日)

日帰りのプログラム

■無肥料・無農薬の農園を見学

■加藤代表から地産地消や無肥料・無農薬栽培についての講座

■収穫体験

■収穫した野菜でBBQ ! !

 

加藤農園の農園が消費者にとって身近な台所のようなところになっていけばと願っています。生活の中に食の台所があることの安心を作ります。浜松は気候的にもとても恵まれている環境です。みんなの台所として気軽にお越しください。いつでもお待ちしております。

(加藤農園加藤代表より)

(↑加藤農園でとれた無肥料・無農薬の野菜)

 

■生まれた課題意識

生産者さんとの直接的なやりとりはかなり希薄でした。国内の生産者さんは定期的に伺うことができましたが、国外においては1度も行ったことがありませんでした。フェアトレード商品を販売しており、啓発している者として1度も行かないままで本当によいのだろうか?そんなメンバーの課題意識からこのプロジェクトが生まれました。

(TFPの企画を考えるメンバー。当日の交通手段や、航空券について話し合っています)

はじめは課題意識でしたが、メンバーで調査をすすめる中で次第に、「会ってリアルを知りたい」と思う気持ちがだんだん強くなっていきました。国内においてもただ商品を取りに行く単純作業ではなく、生産者のリアルを知るという目的で行くことではまったく違う意味になります。

留学プロジェクトを行い、”彼ら”のリアルを知る。そして終えたアトは、

そのリアルをカフェでどんどん啓発していく。それが今回の啓発です。

"もっとリアルを知りたい、結び付きを強めたい"

ホームページ(http://g1311101.wixsite.com/tabebora/join-us

 

■活動実績

啓発のために大小30を超えるイベントを主催、共催、参加してきました。

【地方創生会議へ静岡県代表として参加する】

 

静岡県を代表して、地方創生会議

6/10,11 高野山にて、全国47都道府県からさまざまな人が集まり地方創生について語らいました!
今回は、TABEBORA創設者山口が静岡県学生アンバサダー(代表)として参加させて頂きました!

地方創生会議とは、全国津々浦々地域の魅力を掘り起こし、発見する。

地方創生ってなんなんですか?ってことを色々な側面から話し合う。簡単に言うとそんな企画です。

 

【地方創生アワードにてTABEBORAの取り組みが決勝進出】

 

TABEBORAは地域を盛り上げる取り組みとしても注目されています。

プログラム参加者が熱い想いをもって自分の活動をプレゼンしました。プレゼンテーターは全国から約40人。

TABEBORA山口もプレゼンテーターとして参加しました。

予選を突破した7人がファイナリストとして、全員の前+各パネルディスカッションを行ってくださった方々の前でプレゼンをし優勝を決定するというものです。審査基準は『自分が応援したいと思うか』。学生も社会人も関係なく本気でプレゼンしました。


今回、TABEBORAは予選突破してファイナリストの1人として選ばれました!!
しかし、ファイナルでは惜しくも優勝を逃してしまいました。。。7人中大学生が2人でした。活動を他者にこのような場で評価してもらうのは初めてかもしれません。フェアトレードの啓発という意味では、47都道府県の方々に聞いて貰えたので大変意義深いです。

『フェアトレード知ってますか?』って質問をしたら、驚くことに、300人ほどの会場の8割以上の人が手をあげてくれました!!

Yahoo!ニュースにも掲載されています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/horijun/20170611-00071965/

他にも、当日のTwitterでトレンド1位を獲得するなど激アツでした。

■地方創生会議についての詳細はコチラ

Facebookページ

https://www.facebook.com/chihousouseikaigi/?fref=ts

Camp fire

https://camp-fire.jp/projects/view/23449

 
■フェアトレードとは?

コーヒーや紅茶、バナナやチョコレート。日常を彩るたくさんの食べ物が世界の国々から私たちの手に届けられています。それらを生産している国、人々のことを考えてみたことはありますか?

日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたりする事態が起こっています。

生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、また自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要です。

フェアトレードとは直訳すると「公平な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

(TABEBORAで使用していいるフェアトレードのセイロンティー)

3分で分かるフェアトレード

https://youtu.be/2NlAsvOsPlQ

※フェアトレードラベルジャパンより引用

http://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/000011.html?gclid=Cj0KEQjwkN3KBRCu2fWmy9LLqN4BEiQANP9-WkBUsaQ1__57DP79FfLsCjEGTAZmeDbtQycTUzoQrxgaAngp8P8HAQ

■TABEBORA創立のきっかけ

 

(2017年度第4期メンバー)

大学1年生の時に、友人から聞いて知った「フェアトレード」。活動の幅を広げることはできないだろうか?そんな相談から、もっと効率的に、誰でも親しめるような方法で伝えることはできないだろうかと考えました。

もともと料理が得意だった創立者は、カフェという方法を提案しました。食べることとボランティアすること・・・食べるボランティア!その友人が放った言葉です。これがTABEBORA創立のきっかけです。

フェアトレード商品(コーヒー、紅茶、ココア、その他食品、衣類)を仕入れて、カフェのメニューの一部に使用し、お客様に食べて頂くことでボランティアに参加できる。カフェというツールを使って、自然に啓発することが形にできました。

2014年7月まずは大学の中から。そして大反響を得て、大学を飛び出し2015年12月に浜松まちなかにぎわい協議会の協力を得て1号店が開店、2016年11月にシェアオフィスDexiの協力とクラウドファンディングで支援していただいた方々の協力を得て2号店をオープンさせました。1号店、2号店ともに最大の目的は「フェアトレードを啓発すること」です。その目的を全うするために、両店舗特徴を最大限に活かして活動をしております。

TABEBORAという活動を通して、メンバー自身もフェアトレードに詳しくなっていき、卒業してメンバーが入れ替わって、どんどん啓発されていく。そのような循環の継続により、大学生から大きな啓発をしていきたいと考えております。

【TABEBORA1号店 @浜松駅】

1号店の想い

1号店は浜松駅地下のバスロータリーという、人の流れが多い場所にお店を構えています。立ち寄ってくださるお客様は、学生さんはもちろん社会人からご年配の方と、幅広い層の方とお話しをする機会をいただいています。フェアトレードのお話しができた時、一番のやりがいを感じます。これからもお客様との出会いを大切にし、"フェアトレードを伝える"という役割を果たすカフェでありたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

基本情報

場所:浜松市中区砂山町6-2(浜松駅バスターミナル地下広場)

営業:日曜日 11:00~17:00

※夏休み等の長期休暇は基本的に営業は致しません。

Twitter :@tabebora https://twitter.com/tabebora

HP : http://g1311101.wix.com/tabebora

【 TABEBORA2号店 @Dexi 】

2号店の想い

2号店では、「フェアトレードのすべてがわかる場所」ということを目標に運営しています。2号店の特徴としては、お客様の滞在時間が長いため、より詳細な啓発活動が可能ということです。店舗を構え、一般的なカフェのように屋内にお客様が滞在できるため、よりじっくりとフェアトレードに浸ることが可能です。書籍、展示物が無料で閲覧可能な展示ブースも設置しております。1号店できっかけを得て、もっと知りたいと思ったお客様はぜひ、2号店に起こしくださいませ。

基本情報

場所:浜松市東区有玉南町東区有玉南町1867-1(毎日ボウル横Dexi内)

営業:金土日 10:00~18:00(不定休)

Facebook :  https://www.facebook.com/tabebora/

HP : http://g1311101.wix.com/tabebora

■支援金の使い道

集めた資金は、全額留学プロジェクトと報告交流会に充てさせて頂きます。

主に、渡航費、交通費、宿泊費、広告宣伝費、報告会開催にあたっての諸経費

■リターンについて

【サンクスレター】

支援して頂いた皆様にサンクスレターをプレゼントします!

【サービスクーポン】 

1、2号店共用のカフェで使えるサービス券をプレゼントします。 

 

【協賛企業様限定】

・TFPの限定グッズにロゴか社名を入れさせて頂きます。

・TFP報告交流会において配布するチラシに企業紹介の枠をつくります。(参加者200人以上の予定)

・TFP報告交流会の招待状

 

【TFP報告交流会の参加枠】

・TFP終了後、フェアトレード、地産地消を考えるTFP報告交流会を計画しています。

 ご支援いただいた方には先着でこちらのイベントにご参加いただけます(リターンをご参照ください)。

 イベントでは、フェアトレードと地産地消についてのトークセッションや、

 懇親会の際にフェアトレード産品、地産地消産品を使った料理等をふんだんに使う予定です。

Face book イベントページ(←こちらから詳細をご覧になれます)

・参加見込み

 学生100人以上、社会人100名以上の参加を見込んでおります。

・運営の出身大学、人数(予定)

 静岡文化芸術大学、静岡大学、常葉大学、聖隷クリストファー大学、浜松学院大学、金城学院大学、日本大学、慶應

 義塾大学(およそ50名程度の運営が関わります)

・主催:TABEBORA 協力:NPO法人FTSN、ドリップパックプロジェクトほか

 その他多くの学生団体に協力頂いております。

最新の活動報告

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  • ▼TABEBORA留学プロジェクト・スリランカ報告 (ハプタレーの茶園で茶摘みの体験をする様子) こんにちは、TABEBORAメンバーの西川留充です。9月11日から18日までの8日間スリランカへフェアトレードのリアルを知るため行ってきました。私が見つけたフェアトレードのリアルと、今後私たちがどのように活動に生かしていくべきなのか私の考えを含め書いていきたいと思います。   端的に言って、生産者側であるグリーンフィールド社と私たちの間に、フェアトレードに対する思いのギャップはありませんでした。フェアトレードで紅茶を売り、フェアトレードプレミアムを活用することで子供たちの学業をサポートする、地域をよりよくすることが彼らがフェアトレードをやる理由です。私たちがフェアトレードを啓発するのも同じ理由からです。 (グリーンフィールド社のオーガニック商品) しかし“最も重要なことは何ですか?”という質問にたいする答えは“オーガニックであること”でした。 フェアトレードが重要でないということではなく、フェアトレードは特別なものではなく、当たり前の取り組みとして行われていたということです。   そしてグリーンフィールド社ではフェアトレードによって得た資金をフェアトレードプレミアムという独自の方法を用い、子供たちの学業のサポートや、地域の環境をよくするために使います。実際にそれで建設されたのがハプタレーの茶園のそばにある“カルチャーホール”です。ハプタレーの茶園ではシンハラ人とタミル人の両方が働いていました。シンハラ人とタミル人は対立していた歴史があります。しかし現在は全くそのようなことはなく、シンハラ人もタミル人もカルチャーアクティビティーは一緒にやるんだとマネジメントのMmanawaduさんは言っていました。このような歴史的背景を持つ地域にとってカルチャーホールは、まさに地域をよりよくすることにつながるものだと思いました。 (カルチャーホールでもてなされ現地の食事をいただく私たち) フェアトレードは労働者の生活改善と自立を促す運動と説明されますが、それだけでなくなっていると思います。グリーンフィールド社の場合は、地域の環境改善も含まれると思います。フェアトレードにどう取り組むかでフェアトレードの訳し方は変わり、固定的な意味をつけるのは難しいものであると感じました。 また、同時にフェアトレードの可能性を感じました。 フェアトレードを使って得た利益をどこにどのように還元するかは自由です。対象は労働者だけでなくてもよいのだということを今回学びました。 グリーンフィールド社のように地域の環境改善のために使ってもよいし、ほかに困っている誰かのために使ってもいいと思います。必ず誰かに利益があって、その人を少し楽にしてあげられるのがフェアトレードなのかなと思いました。 フェアトレードの利益の還元先が自由だということは今よりもっと手を差し伸べることのできる人の幅を広げることができるということです。 これが私が見つけた一番大きなリアルです。 (ハプタレーの茶園の茶葉) これらを知ったうえで私たちTABEBORAがこれからの活動でしていくべきことは、継続的に活動していくこと、そしてフェアトレードのリアルを伝え、継続的なお客さんを増やすことだと思います。フェアトレードの効果はすぐに出るものではありませんが、継続していくとその地域のすべての人に平等に恩恵のあるものになると思いました。フェアトレードの難点はフェアトレードを理解し、積極的に買いたいと思ってくださる継続的なお客さんを増やすことです。グリーンフィールド社はフェアトレードを使って地域の人々の環境を良くしようと取り組んでいますが、その商品が届く先の国がフェアトレードに無関心ではうまく機能しないと思います。そこで私たちがすべきことはフェアトレードのリアルを伝え、魅力を伝え、継続的なお客さんを増やすことだと実感しました。 これらのことを踏まえ、日本でのフェアトレードの啓発活動にもっともっと力を入れていきたいと思います。     もっと見る

  •   こんにちは。大山口彩です。 先日、無事にスリランカから帰国しました。スリランカにおいて、予想とは異なる部分をたくさん発見しました。  今回の記事では、私たちが支援しているスリランカの人々の生活について触れていこうと思います。 みなさんはスリランカの人々はどのような生活をしていると思いますか? スリランカに行く前、私はスリランカに対して発展途上国のイメージを抱いていました。1日1食や2食で生活したり、子供が働いたりして、医療も充実していないのではないかと想像していました。しかし、実際のスリランカはそんなことはありませんでした。 空港のあるコロンボにはビルや工場が立ち並び、どの街に行っても同じようなお店が並んでいました。 スーパーもたくさんあり、あまり生活に困っているようには見えませんでした。 特に驚いたのは、大部分の道が整備されていること、電気が通っていること、食材が豊富なことです。   (Green fieldのマネージャーさんにいただいたスリランカの食事。ダルカレー、ジャックフルーツ入りカレー、キャッサバなど) 1日3食食事をし、私たちと同じような服を着て生活していました。食事はカレーやいも、魚などを食べていました。 街へ出るとケンタッキーやマクドナルドがあり、日本製の車がたくさん走っていました。 働く子供は見受けられず、学校に通う子供たちを見かけました。スリランカでは教育費、教材費は無料の上、医療費も無料だそうです。   多くの人はお店や企業で働いていました。お店では魚、果物、パン、お菓子など売るものは様々ですが、どこもにぎわっていました。企業はコロンボに集中していました。基本的に土日は休みで、月曜日に一斉にコロンボへ出勤するそうです。   もちろんホームレスの方も何人か見ましたが、大部分の人は私たちと同じように生活していました。 現地の人によると、みんなそれぞれの生活に大きな不満を抱いてはいないそうです。   (スリランカ、コロンボの町並み) スリランカの生活の質は日本に劣るかもしれませんが、みんな心が豊かに感じました。彼らは、日本語で積極的にコミュニケーションをとろうとしたり、笑顔で挨拶をしてくれたりと、人との繋がりを大切にしていました。そこは日本が見習うべき点なのではないでしょうか。  私たちが支援している人々の生活を間近で見ることができたのは大きな収穫だと思います。  そして、私たちがフェアトレードを啓発していくことで、スリランカの人々の生活がより豊かになることを感じました。 フェアトレードによって得た利益は、Green fieldで働く人たちや、コミュニティのために使われており、生活の発展に役立っていました。 その例として、フェアトレードによって得られる利益を使って建てられたコミュニティホールがあります。私たちがそのコミュニティホール訪れた時は結婚式が行われており、みんなとても幸せそうでした。 私たちが行っているフェアトレードが、地域の人々の生活に役立っていることを実際に見ることができました。   (Green field茶園の様子) また、私たちは様々な人にフェアトレードとは何かを質問しました。 一般的にフェアトレードとは発展途上国の生産品を適正な価格で取り引きし、生活の改善に繋げる仕組みのことをいいます。Green fieldのマネージャーさんは、「無農薬なこと」、オフィスの社員さんは「子供たちの教育に役立てること」など、人によって解釈が異なり、フェアトレードという言葉の説明は簡単にはできないものだと感じました。 ただ、人によってフェアトレードに関する説明は違っていても、フェアトレードによって生活の改善に役立てるという目的は同じでした。Green field社の人々にとってフェアトレードはビジネスの手段のひとつであり、フェアトレードによってスリランカの人々が豊かになるお手伝いを、TABEBORAが行なっているのだと思いました。 スリランカに行く前、フェアトレードは本当に良いことなのかを少し疑問に思っていました。 しかしGreen field社のオフィスの方は、フェアトレードをするとみんなが幸せになれるとおっしゃってて、とても安心しました。 Green field社の商品は化学肥料を使用せず、体に優しい上、独特の香りが楽しめるので、購入する私たちも幸せになれると思います。 お互い満足できる取り引き、これはフェアトレードにおいて重要なことなのではないでしょうか。     (Green fieldの生産者さん) 今回の留学プロジェクトは、私たちが支援しているスリランカの人々の生活を見たり、フェアトレードについて考えたりする良い機会となりました。 この記事では書ききれないほどたくさんのことを学びました。 ご支援いただいたみなさまや、留学プロジェクトに参加していないTABEBORAメンバー、そしてTABEBORAに足を運んでいただいくお客様に、私たちが学んだことを伝えていくことが留学プロジェクトに参加した私たちの役割だと思います。   みなさまのおかげで、貴重な経験ができたことを深く感謝します。本当にありがとうございました。報告会にて詳細をお伝えする予定ですので、よろしくお願いします。 もっと見る

  • "コミュニティとしてのフェアトレード"   こんばんは。TABEBORA1号店代表の大塚莉子です。9/11〜9/19までのスリランカ留学プロジェクトが無事終了致しました! 新しい発見をしたり、いろんな意味で予想を裏切られたり、、、自分たち自身でフェアトレード・ボランティア・TABEBORAについて改めて考えることのできる滞在でした。 スリランカで見たもの・感じたものを報告会でみなさんにお伝えするのが楽しみです!!   今までフェアトレードを説明するとき、 「フェアトレードとは直訳すると「公平な貿易」という意味で、生産者に正当な対価が支払われる貿易のしくみ。生産者の生活の改善と自立を目指す活動です」と説明していました。 スリランカに行き、実際にフェアトレードが生活の一部になっている人たちとお話をして、自分がフェアトレードについて知っていることはほんの少しで、表面的なものであったと気づきました。 私は昨年から約1年半、TABEBORAメンバーとしてフェアトレードを広めるという目的のもとカフェの営業や各イベントに取り組んで来ました。でも、そこで伝えられたことはフェアトレードのリアルではなかったのです。   では、フェアトレードのリアルとは一体なんなのでしょうか。ひとつに"コミュニティとしてのフェアトレード"があります。  写真①(グリーンフィールド社で働く人々)   みなさんは、「プレミアム」をご存知でしょうか。プレミアムとは、輸入組織により品物の代金とは別に支払われるプレミアムは、組合や地域の経済的・社会的・環境的開発のために使われる資金です(引用元:フェアトレード・ラベル・ジャパンhttp://www.fairtrade-jp.org/producers/000021.html)。 今回のグリーンフィールド社の見学では、プレミアムで建てられた、カルチャーホールの見学をしました。 (カルチャーホールの看板)(結婚式の様子) なぜ、グリーンフィールド社はカルチャーホールを建てたのか、その理由はスリランカの風習にあります。見学に行った際、カルチャーホールで結婚式が開かれていました。スリランカでは、太古の王が民に富を分け与えたという言い伝えを元に、結婚式を盛大に行い、そこで新郎は王様を模した衣装を身につけ参列者に幸せを分け与えるという風習があります。結婚式以外の祝い事も同様に行われます。そこで会場となるのが、カルチャーホールです。生産者が本当に必要なものにプレミアムが使用されているのです。   また、グリーンフィールド社の敷地内には教会があります。農園で働く人の祖先は、イギリス植民地時代に南インドから連れてこらてたタミル人でクリスチャンがほとんどです。 写真④(グリーンフィールド社にある教会)   グリーンフィールド社近くの地域の教会 ただ生産者に正当な対価を支払い、生産者自身での自立を促すのではなく、婚礼や宗教など生産者の生活そのものをバックアップをします。つまり、農園全体がひとつの"コミュニティ"となっているのです。 写真⑤(カルチャーホール前での1枚)   このようにフェアトレードには様々なリアルがあります。スリランカで見た、感じたリアルをこれからもみなさんにお伝えしていきます。           もっと見る

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