皆さん、初めまして。プロジェクトメンバーの陳と申します。福嶋さんと同じく、私もクロスフィールズの留職卒業生であり、チームの一員として本プロジェクトを進めてきました。
1ヶ月間続けてきた本プロジェクトは本日で終わりを迎えます。
ここまでのご支援、本当に有難うございます。心から感謝申し上げます!
プロジェクト最後の日に、活動を始めた頃の初心を振り返り、この活動を経てToheから教わったことを皆さんにお伝えしたいと思います。
ピカソの言葉
このプロジェクトに参加したきっかけは、Toheが設立されたきっかけにもなった、ピカソのこんな言葉でした。
”It took me four years to paint like Raphael, but a lifetime to paint like a child.”
「子供みたいに絵を描けるまで、一生涯かかった」
Toheのコンセプトを物語る、私にとって印象深い言葉です。
失っていたことに気づいた「遊び心」
このプロジェクトは、私と子供が共に成長した3か月でした。
4歳の男の子がいる家庭を想像してみてください。(育児中の方は共感頂けるかもしれません)
絵具を床にこぼしてカーペットを汚したり、粘土を壁にべたべた貼り付けて、乾くと全然取れない。リモートの会議時、何度も自分のおもちゃをカメラに見せたがる等は日常茶飯事です。
Toheと出会う前の自分は大声で叱ったり、手を出して止めたりして、結果として子供が大泣き、大人も一緒に泣きたいぐらい失敗した育児生活でした。
でも、今の自分なら、カーペットに絵具を落ちるのはもったいないから、なんか絵を描くかと
粘土だけだと面白くないから、レゴブロックも粘土の上に立ててみないかと
おもちゃ見せても良いか、何を伝えたいか自分の声で言うてみないかと
声をかけるようになりました。
Toheから私が教わったのは、子供は小さなアーティストであり、「遊び心」という最強な武器を持っている、ということです。
子供の行為に怒ってしまうのは、大人になって、「遊び心」を失ってしまった証拠でした。
子供の遊び心を思い出すために、これからもToheが支援した子供が作った絵や工作をToheのFacebookで見てみてください。
子供たちの表現から作られた製品を身の回りに置いてみてください。
触れてみて、少しでも生活が変わると良いな、と思います。
それがToheの魅力であり、私が実感した、失っていま戻りつつある「遊び心」です。
最後に、本日はクリスマスですね。
改めて、今回ご支援をいただいた皆さんに御礼申し上げます。メリークリスマス!