みなさま こんにちは。
はりまのこスタッフの山本梨加と申します。
姫路で5年、大阪で6年、幼稚園教諭として勤務していました。
そこで学んだことは、子どもの力を信じることでした。
寄り添いながら見守りながら、目の前の子どもそのままの姿を受け入れることが
大切な教育のひとつだと感じています。
そして、子どもたちが目を輝かせ遊んでいる姿は、とても誇らしく、明るい未来を感じさせてくれる瞬間でもありました。
3年前から、仕事の休みを利用して、子ども・親子向けのワークショップや出張教室などの活動をしている中で、旧中川邸プロジェクトと出会いました。
龍野城下町の、情緒ある街並みや丁寧な暮らしは、
モノを大切にする、挨拶をかわすなど、衣食住の健やかに生きるための基本が自然と存在していました。
それらは、子どもたちにとって自立への大切な経験であり
受け継いでいきたい心得だと思ったことがきっかけとなり
城下町にある旧中川邸で、
その龍野の暮らしを再現し、街全体で子どもを見守る環境を作りたいと強く思いました。
未来を担う子どもたちへ伝えていけるように
地域の方のお話を聞かせていただき、さまざまな職の方と現場の環境を整え、
子どもたちとも触れ合いながら、
旧中川邸の準備を進めています。
先日は、旧中川邸のプレオープンイベントがあり、
私が講師となって色あそび教室をしました。
色水で色実験をしたり、粘土に色付けして自由な作品を作りました。
古民家の中でほっこりとごす時間は、自然とみんなの距離が近くなります。
混ぜると新しい色ができることを発見し、たくさんの色を作りを楽しんだ子。
全部の色を混ぜて、大きくまとめて自由に形を変形させることを楽しむ子。
みんなが大好きだからとジェットコースターに乗ったミニオンを作ったり、
小さくちぎりながら少しずつお花の模様を完成させたり、
ロールケーキやソフトクリームのおやつをたくさん作ったり。
ひとりひとりのもつ個性は素晴らしい。
違いを尊重し、認め合うことができる関係づくりは、大人も同じです。
龍野の町で、あかちゃんからお年寄りの方までが大きな家族のように寄り添い
お互いに見守りながら共に成長していける環境づくりを
旧中川邸の中で実現したいと願い取り組んでいます。
どうぞよろしくお願いいたします。
一般社団法人はりまのこ 山本梨加