皆さま
こんにちは。三代目赤坂兵之助でございます!
今日は「ジュラルミンからカタチを取り出す」という、『赤坂式半月彫刻法』による「完全金属削り出し」ならではの造形方法をお話させて頂きます。
昔から、優れた彫刻家はその材料を見ただけでその材料に内包されている「カタチ」が見えるのだそうです。
「その中にそれが埋まっているだけなのだから、あとはそれを取り出すだけ。それが彫刻家の仕事。」
あるいは、その素材にまとわりついた余計なものを、
『赤坂式半月彫刻法』で...
切削加工によって...
目の前で取り除いていき、シャープに仕上げていく...
他の手法に比べて、その工程には「ワクワク」が宿ります。
とても哲学的で私などではうまく説明が出来ないのですが、初代である祖父はそれに近い感覚の持ち主だったことは、たとえ隻手になろうとも「その中からカタチを取り出すことをやめなかった」ことからも想像が出来てしまいます。
実は今、皆さまへと送り出すためのアクセサリーたちを、新しく考えて生み出だそうとするとき、素材のサイズを限定させその制約の中から最適解をイメージする「訓練」をしております。
いまのところ、頭の中に「図面」くらいしか出てこなくて、美しいカタチを見出すにはイラストやデッサンに頼っておりますが、素材をひとめ見ただけで「~が閉じ込められている!」と、そんな風になれるといいなと感じております(笑)!!!