こんにちは!マナトゥディ基金メンバーの鈴木です。青年海外協力隊として、マダガスカルの「アンバトンドラザカ」という場所で生活、活動をしていました。マダガスカルでの経験や自分が感じたことを伝えさせて下さい。
~マダガスカルでの活動~
マダガスカルは稲作の国。日本のお米と種類は違いますが、マダガスカル人は毎日沢山のお米を食べます。私が生活した「アンバトンドラザカ」という場所は、マダガスカルで一番大きな湖がある場所で、マダガスカルの米どころ、と言われている場所です。そんな場所で、
①灌漑用水路の水利組合の支援、②淡水魚(ティラピア)の養殖、を行っていました。特に、農民の収入向上を目指して、②淡水魚の養殖に力を入れていました。
水利組合のメンバーと用水路を掃除したり
淡水魚の養殖をしたり
~協力隊活動を通じた感じたこと~
協力隊活動を通じて自分が一番感じたことは、人間は肌の色や生まれた場所とかは関係なくその人自身の内面や精神が一番重要だ、ということを体感したことです。頭では分かっている価値観ですが、それを自分の身体で体感できたことは非常に大きな経験でした。
日本人から見たら、怠けてるなー、お金をせびってくるなー、という人もいましたが、一方で、自分の子孫や地域の事を考えて無償で植林活動を行ったり、地域の問題ごとを解決する尊敬できる人も沢山いました。
水利組合の役員
魚の個体調査のために釣りにて捕獲
~本プロジェクトを通じて~
自分事になりますが、2020年9月までの活動を行う予定でしたが、コロナ禍の関係で2020年3月に日本に緊急帰国しました。
緊急帰国となったため、お世話になったマダガスカルの人達に、協力隊としての活動の成果を還元できる事なく、現在に至っています。本プロジェクトを通じて、お世話になったマダガスカルの人々が、自分達の将来により良いアクションを起こせるように、また、日本・日本人をもっと好きになって貰えるように、と思っています。
是非とも、皆様の御支援をよろしくお願いします!!
文責/鈴木寿典