名称決定までもドラマがありました。
初代名称「小笠原パスポート」。
「えっ?小笠原に行くのにパスポートがいるの?」という意外性が好きでした。
でも、テーマパークの年間パスポートと混同しないか?との意見もありました。
そして、決まったのが「小笠原トラベラーズログ」。
略して「おがログ」です。
1年後、2年後、3年後に目指す姿を具体的に考えて行く作業に入りました。
どんなノートを作って、どんな風に広めて使ってもらうのか、どんな風に島に浸透させていくのか。具体的になってくる企画にアイディアを出し合い楽しく盛り上がってきました。でも、そこで急ブレーキがかかりました。
新型コロナウィルスによる非常事態宣言です。何が何だか分からず未知のウィルスに翻弄される日々に突入。小笠原も2020年4月から3ヶ月間の来島自粛に。晴天ベタ凪でイルカと遊ぶのに最高の季節が来ても、島に観光客は来ず静かに寂しく小笠原の初夏が過ぎて行きました。
7月にようやく来島自粛が解除になったものの、大幅に定員を減らしての運航が始まりました。マスク着用しての観光を余儀なくされ、レジの前には透明フィルムが貼られるようになりました。来島時にはPCR検査が無料で受けられるようになったり、陽性反応があった人は乗船できなくなったりと小笠原も感染予防に積極的に取り組むようになりました。感染予防対策からスタンプを押して来島者をもてなすというおがログのコンセプトは根底から見直しが必要になってしまいました。
それでもメンバーは新しくロゴを決め、ノートに固有植物の和紙を使う事やカバーの品質に改良を加えてより良い物を作る努力を重ねました。そしてようやく今回のクラウドファンディングに漕ぎ着けるまでになりました。正直、一番最初に目指した方向へは新型コロナウィルスの影響で実施ができていません。それでも、決して諦めたわけではありません。
小笠原を、父島を愛してくれる人達と一緒におがログブランドを育てていきたいと考えているからです。
先ずはこのおがログを世に誕生させて、購入してくれた人達と一緒に父島をもっと楽しく思い出に残るようなツールに育てていきたいです。
みなさんのご参加を心よりお待ちしています。
つづく