地域おこし協力隊2年目ももうすぐ終わります。
合同会社サイハテ代表の野一です。
本日のお題は私や共同代表の柴田も属する「地域おこし協力隊制度」について。
隠岐に限らず、いずれ田舎へ移住するという夢を持っている方は特に参考になるのではないかと思います。
さて、突然ですが質問です。
地方移住を考えたとき、一番ネックになる事は何でしょう?
ノータイムで【仕事がないこと】と答えられた方。
おめでとうございます。90%正解でございます。
では残り10%は何なのか……。
それは【給料の額】だと私は思います。
給料に関する話題で言えば、「やりがい搾取」などが炎上していたのは既に昔。
今はむしろ「手取り15万で生きていけないのは贅沢のしすぎ!」のような恐ろしいバッシングも時折見かけますが、我々地域おこし協力隊の給料は【手取り14万円】(ボーナス無し)です。
それこそとんでもない「やりがい搾取」かと思いきや、実はほとんどの地域おこし協力隊は……
①月あたり17日勤務(約週4日勤務)
②任期3年分の家賃は市町村が全額補助
③卒業後に起業したら、最大100万円の起業補助金が交付される
と、せわしない現代人が見たら気が狂いそうなホワイト条件で働いています。
※地域によって差があるので、詳しくはご自身でよくお調べください。
8時半-17時でほぼ全く残業無しですので、体感的な実質給与は手取り30万円ぐらいの価値はあるのではないかと思ってます。
素敵ですよ、誰も怒鳴らない職場っていうのは。
しかし、これらの好条件に釣られて任期後の身の振り方について全くノープランのまま地域おこし協力隊に就いてしまう方が後を絶ちません。
問題はそういった方が地域おこし協力隊を卒業された後にやってきます。
地方は慢性的な人手不足ですので、実は自分が生きるだけの給料を稼ぐのは決して難しくありません。
しかし、その先はどうでしょう。
単純労働で日銭を稼いでいるとスキルアップの時間が減ります。
「老後2000万円問題」の対策はどうしましょう。
そもそも何をしに地方へ移住してきたんだっけ。
こうならないために大切なのは、実は【給料の額】だと私は考えています。
お金があれば、考える時間が作れます。
お金があれば、チャレンジできる選択肢が増えます。
地域おこし協力隊への着任を考えられている方は、ぜひ任期後にどう稼ぐかを仮でも良いのでイメージしてきてください。
もしそれを思いつかないまま移住されてしまった方は……Cachetteがオープンした暁に、ぜひご相談に寄ってくださいね。
合同会社サイハテ
代表社員 野一 夢二
代表社員 柴田 哲朗(共同代表)