一番好きなボードゲームは「ドミニオン」シリーズです。
合同会社サイハテ代表の野一です。
今日は地方移住を考えるきっかけにもなったカードゲーム中心のお話をば。
私は世代的に「遊戯王オフィシャルカードゲーム」のど真ん中世代だったためか、子供のころからカードゲームが大好きです。
ダイスを使うすごろく的ゲームや完全に頭脳勝負になる将棋等とは違って、運を戦術で手繰り寄せる独特の感覚がたまらないという方は、私以外にもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
私はそこからヴァイスシュバルツ、プレシャスメモリーズとどんどん深みにハマっていき、最終的にたどり着いたのが2014年に発売開始した「ヒーローズプレイスメント」というゲームでした。
「艦隊これくしょん-艦これ-」等に代表されるように何かを擬人化したゲームというのは今では珍しくないものの、当時はまだまだ最先端。
しかもヒーローズプレイスメントはなんと「日本の地域を擬人化したカードゲーム」で、北海道から沖縄まで様々な地域が市町村レベルでキャラクター化され、これまた当時では珍しく全キャラに声優付きというとんでもない気合の入りようでした。
さらにもちろんゲームのルールまで面白く、例えば北信越地方は(ゲーム中の世界では)佐渡金山の存在により日本で最も経済的に豊かな地域という設定があり、それを反映して「自分のデッキ(金脈)を破壊して強力な効果を得る」という共通のルールがあったり、四国地方では謎の「うどんカウンター」を貯めてそれをリソースにして効果を発動できたり、地域性までバッチリ再現されていたんですね。
さらにさらに、パックの中にある当たり券を複数集めて応募すると、なんと北海道のカニやら沖縄温泉旅行券やらが当たるとんでもないキャンペーンも実施されていました。
……と、ここまで過去形で書いてまいりましたが、ヒーローズプレイスメントは2014年12月に発売開始からわずか1年でサービス終了するという非常に短命なゲームでした。
地方出身の友達は自分の生まれ故郷のデッキを組んでコアな地元トークをしたり、自分は好きな旅行先でデッキを組んで推しプレゼンをしたりしながらゲームをしていて、カードゲームと地域活性化が見事にクロスした体験というのは後にも先にもこのゲームだけでした。
願わくば隠岐の島も加えて、ヒーローズプレイスメントを復活させられれば面白いのですが……!
店にも仮デッキを置いてみて、反応が良かったらまたクラウドファンディングなんかでチャレンジしてみたいですね!
合同会社サイハテ
代表社員 野一 夢二
代表社員 柴田 哲朗(共同代表)