2021/02/08 19:00

皆さん、こんにちは!
NPO法人あかりえの谷口西欧です。この度は記事をご覧いただきありがとうございます!

さて、本日から、こちらの活動報告の一つとして、プロジェクトに関わる多様なメンバーの取り組みや想いを定期的にご紹介していきます。


その第1弾は・・・、柳瀨武彦(やなせたけひこ)さん

石蔵では、主にクリエイティブディレクターとして、Webページや会場内サインなどを担当するチームで活躍してくれています。

それではどうぞ!



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「小さなまちの、大きなロビー」|柳瀬武彦

ご紹介いただきました、プロジェクトメンバーの柳瀬武彦です。

東京と小川町で二拠点生活をしながら、小川町で『PEOPLE』という喫茶を営み、NPOあかりえの理事を務め、本業は企画や編集の仕事をしています。

なかなかややこしいですが(笑)、このプロジェクトでは全体のコンセプトを考えたり、クリエイティブの設計を主に担当しています

昨年の夏ごろから、この貴重な日本最大級の石蔵がどんな場所になったらいいだろうか?とメンバー間で何度も議論を重ねてきました。当初から構想していたワークスペースを軸にしながらも、何か小川町らしい場にできるはずだと。

夜な夜な考える中で、イメージとして浮かんできたのはちょっと上品なホテルのロビー。

サンドイッチをつまみながら談笑するおねえさんもいれば、真剣に打ち合わせをしているおじさまもいたり、一人で新聞を読んでいる常連さんもいれば、スタッフにまちの情報を聞いている旅人もいる。そんな一人ひとりが自分の時間を過ごしながらも、新しい何かが生まれる交差点のような空間。

小川町にロビーのような場があれば、新しい風景がはじまるのではないか、新しい居場所ができるのではないか。そんな想いから、「まちのロビー」というものこの石蔵のコンセプトとして掲げることにしました。

働く、遊ぶ、食べる、学ぶなどいろんな動詞が小川町らしく自然に重なり合う場にしていきたいと考えています。

築130年の建物に複数のお店が集まる『玉成舎』。その蔵に『PEOPLE』はあります。


空間だけでなく、まちとのつながりという点でもロビーは機能します。

NPOあかりえでは、まち全体をホテルに見立てた“まちやど”の仕組みをつくるべく、現在一棟貸しの宿を1つ運営しており、今後もまちに点在する空き家を改修しながら、店舗数を増やしていこうと計画しています。その宿のチェックインもこの石蔵で行います。

小川町は人口3万人弱のコンパクトな盆地ですが、ここ数年で、カレー屋、カフェ、バーなどがいくつもオープンし、これからも開業予定のお店が目白押し。リモートワークの普及が追い風となって、都心から移住される人も増えています。

そんなまち中に点在する面白い場所や人にアクセスする前に、まずこの石蔵に訪れる。スタッフにオススメを聞いたり、まち歩きマップを受け取ったり、レンタサイクルを借りたりする。まち全体を有機的につないでいくハブとして、この石蔵が役割を担えるといいなと考えています。


小川町は有機農業が盛んなまちとして知られてきましたが、これからは有機的に場や人がつながるまちとして、ここから新たなページを開きます。

by 柳瀬武彦



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https://camp-fire.jp/projects/view/367631