2021/03/10 07:30

2月からスタートしたクラウドファンディングが、いよいよ最終日となりました(本日24時まで)。支援しようと思っていたけど、いつまでだっけ?という方がいらっしゃいましたら、本日が最終日です。

目標はクリアしましたが、さらに集まった分は、薪ストーブ床暖房をみんなで楽しんでいくための斧であったり、安全に活用してくための装備であったり、仕組みを支えるための備品などに使われます。

小川町の美しい春の山

そして、これまでご支援ご協力頂きました皆さま、ありがとうございました。おかげさまで一昨日、目標を無事にクリアすることが出来ました。

どなたかが支援してくださるたびに、メールでピロンと通知されるのですが、そのひとつひとつが本当に有り難かったです。

ユーザー名を拝見してすぐにどなたかわかることもあれば、そうでない場合もあって、御礼出来ていない方もいらっしゃると思います。ここにあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。


支援してくださった方が、石蔵の一番最初の利用者であり、お客さまだと思っています。そんな皆さまに向けて、少しだけ、あの石蔵がこんな場所になったらいいなという想いを、自分のメモ書きを公開するようで恐縮ですが、書いてみようと思います。


2019年12月に開催した「キノマチ会議 リアル版 @ 小川町」の際の集合写真

今回、活動報告の記事の中で、役場の職員の方からのメッセージにもありましたように、「新しい働き方」を応援する目的であの場所は始まります。

「新しい働き方」は、きっといろいろあるのだと思いますが、とにかく、働くことを楽しいと思える場所、働くことが創造的と思える場所にしていきたいです。

本文でも触れましたが、きっと様々な働くスペースが世にある中で、石蔵に囲まれたあの空間は、なかなかないと思います。そんな場所で、創造的な時間を過ごしたり、豊かな対話の場が生まれたり、気持ちがぐっと高まって、働くことを楽しいと思える場所をハード、ソフト織り交ぜながら目指します。


紅白餅のための餅つきの様子

もうひとつは、できれば働くための機能を超えて、暮らしであったり、人生がより良いものに変わっていくような、変化の背中を押す機会がいっぱいある場所になったらいいなと思っています。

とくに小川町は、メンバーの活動報告の記事にもありましたように、「暮らしを手づくり」する人がたくさんいて、自分が挑戦してみたいと思ったときに教えてくれたり、一緒に並走してくれる人がたくさんいます。

身近なところでは調味料やお味噌を手づくりしたり、ちょっとハードル高めのところでは、家を建ててしまったり笑。みんなとにかく楽しそうです。


「衣食住をDIYする」機会をいっぱいつくって、「手のひらに産業を取り戻す」とか「小さくて、しなやかな地域社会の実現」に向かって、アクセルをがんがん踏んでいく場所になったらと思っています。


サーキュラー・エコノミーの図

そして、今回のクラウドファンディングのテーマでもありますサーキュラー・エコノミーのモデルとなる場所にしたい。捨てるものをなるべく少なくして、キッチン、家具など、いたるところで循環の仕組みを小さくとも実現したいです。

今回は暖を取るためのエネルギーを山から取ってきて、というお話ですが、キッチンも併設されます。提供するメニューをなるべく廃棄を少なくしたり、コンポストを導入して畑と繋げたり、その都度、知恵を絞っていけたらと思っています。


石蔵にて音響のチェックを行なった様子

最後に、石蔵の空間は働くだけでなく、アートのような表現の場としても輝くと思っています。

コロナ禍において、リアルに集まることが難しい状況ですが、オンラインの配信も視野に入れつつ、アートを通じて世界中と繋がれるような場所になったらいいなと思っています。

2千万年の歴史をかけてできた石に囲まれた空間だからこそ、人の営みを超えた宇宙や地球とも繋がっていく場所になるんじゃないかと思っています。


いろいろか書かせていただきましたが、なにより楽しくこの場が盛り上がっていけたらと思いますので、石蔵で皆さんとお会いできることを楽しみにしております。


NPO法人あかりえ 谷口西欧