参加各地域から記念品(種など)を10グラム預かって宇宙フライトさせ、帰還後に地域振興や産業創成に活用してもらうことになりました。復興10年以降に役立ててもらえれば!ワンアースでは各地の希望を聞きつつ、宇宙の技術面・安全面などの制約を踏まえ、絞り込みを行いました。JAXAとは、安全審査対応、米国への輸出入対応などの調整を行っています。記念品は参加46地域のほか、三県枠も用意し、それぞれ県と調整して決めました(福島県は宇宙酒の原料、宮城はパプリカの種、岩手は米「銀河のしずく」)。記念品は2月上旬までにワンアースが引き取り、JAXAに託し、NASAに送られます。地域によっては子どもたちに参加してもらいつつ、「宇宙へ行く種の採取式」や「宇宙への出発式」を開催し、各地で明るい話題になりました。
宇宙へ行く記念品(種など)
2021/01/31 09:18
宇宙へ行く「復興横断幕」製作風景
2021/01/31 09:12
津波被災地を中心とした全46地域から復興10年を語る写真等を電子データで集め(各地域A3サイズ)、福島県川俣町産のシルク織物に高精細印刷し、同町の福田小学校6年生たちに縫製してもらいました。仕上がりは、縦1m x 横7mの大きな横断幕になりました。横断幕の上下の縁には世界70カ国語で「ありがとう」と記しました。2012年末までに日本を助けてくれた諸外国(外務省公開情報)の主要言語を山梨県北杜市立甲陵高校の生徒たちが調べ、手書きしてくれたものです。
宇宙へのキックオフ(zoom会議)
2021/01/31 09:06
地域間の連携醸成(チームビルディング)のため、2020年10月15日、宇宙ミッションの「グランドキックオフ」としてzoom会議を開催し、実行委員長・山崎直子宇宙飛行士ほか参加する地域代表者(市町村長含む)の顔合わせ、およびスケジュールや役割分担等重要事項の情報共有を行いました。復興庁およびJAXAにも参加していただきました