Q:コロナの影響を受けて感じるを教えてください。また、なぜシェフプレコンテストにご参加いただくことになったのでしょうか?
A:令和2年3月・・・もう2度と味わいたくないあの感覚。武漢から発生した新種のウィルスの話題で報道が激化し始め、呼応するように店舗の売り上げが見る見るうちに落ちていきました。1日20万円の平均売上が、3月最終週には1日5万円、4月は1日3000円。新型コロナウィルスの影響は、飲食店を営む私たちにとって、『廃業』の2文字を容易に思わせる未曾有の事態となりました。
現在、様々な補償により、なんとか事業体は維持できているものの、我々が『台灣食堂』という専門域を運営する目的は、未だ足踏みの状況です。
故郷である台湾の味と雰囲気で『幸せ』になってもらいたい。
そして、『食』を通じて日本と台湾の関係をさらに良くしたいという想いを少しでも実現するためにどうすればよいか?
本来は店舗で体感してもらいたいのですが、それができない今、どうにか伝えることができないか?と常に模索の日々です。
そんな折に、シェフプレコンテストの話をうかがい、目的や主催の方の気持ちを知りました。
飲食店は『食』を通じて幸せになっていただくことが使命です。
店舗で食べてもらえなければ、想いそのままに自宅にお届けしよう!
私のルーツである台湾の『好吃・好呷』をたっぷり込めて、シェフプレコンテストに参加する事を決意しました。