昨年、社会人インターンをしてくれていた中川政七商店の井上さんから応援メッセージをいただきました!
この4月14日に奈良にオープンする、中川政七商店初の複合商業施設・まちづくりの拠点 「鹿猿狐ビルヂング」をマネジメントする井上さん。
この施設の中にまちづくりの拠点となる「JIRIN」というコワーキングスペースも誕生します。コワーキング運営を学ぶために、マスマスで3ヶ月ほどスタッフをしてくれたご縁です!
このJIRINの中にも、素敵な本棚があってBACH・幅允孝氏が選書したライブラリもあるそうです。中川政七商店が企画する経営講座やトークイベントなど、奈良での創造的な活動を支援するプログラムを開催予定とのこと。
オープンしたら、絶対に奈良まで行かないとですね!
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初めまして。井上公平と申します。
私は、工芸をベースにした生活雑貨を扱う「中川政七商店」にて、地域事業を担当しています。これまで私たちの会社では、全国各地の工芸メーカーの経営再生や工芸産地での産業観光イベントなどを通じて、「日本の工芸を元気にする!」取組を行ってきました。
これまでの活動をベースに、現在は創業の地である奈良にてスモールビジネスの支援を通じて街を活性化する取り組みを行っており、2021年4月14日にこの活動の拠点となる施設「鹿猿狐ビルヂング」がオープンします。
https://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/pages/shikasarukitsune.aspx
私は鹿猿狐ビルヂング全体のマネジメントと、施設内に新たにオープンするコワーキングスペース「JIRIN」の起ち上げに携わっています。
私とmass×massとの出会いは、2019年5月に開催された「コワーキングスクールキャンプ@横浜」でした。奈良というローカルエリアでのコワーキングスペースの起ち上げにあたり、知識や考え方を学ぶためにこの講座に参加しました。mass×massはその会場であり、講師だった森川さんからはコワーキングスペースのいろはを教わりました。
https://coworkingcamp.massmass.jp/
このご縁もあり、講座終了後、実践を通じてコワーキングスペース運営を学びたいという私の願いを聞き入れて下さり、2019年11月~2020年1月の3か月間、私は社会人インターンとしてmass×massにて勤務することになりました。
mass×massで過ごした3ヶ月間で特に強く印象に残っているのは、横浜・馬車道への向き合い方が、熱い想いを持ちつつも肩ひじ張らずフラットなところです。この点が、私はすごくいいなと思いました。
例えば入居者との会話の中でも、街でビジネスを行うことや、街と関わる活動を行うことが、当たり前の様に語られるのです。実際に、入居者のおひとりが取り組まれている横浜でのアートイベントへの参加を打診頂き、私たちの店舗もワークショップの場として使って頂くことになりました。
こんな会話が、mass×massのコミュニティの中では日常的に行われています。ともすれば、仕事を行う「作業場」になりがちな場所で、これはちょっと驚きでした。
これは、コワーキングスペース黎明期から地道にソーシャルビジネスを支援してきたこと、マスマスカフェやまちの食堂などを通じて場を街にひらいてきたこと、この2つがあってこそ育まれてきたコミュニティだと感じます。
今回のクラウドファンディングの「LOCAL BOOK STORE」は、私がインターンをしていた時から構想をお聞きしており、実にmass×massらしく、街の宿り木のような場所として、出会いと学びの場になると思います。
今からオープンがとても楽しみです!
奈良の地から、「LOCAL BOOK STORE」を応援しています!
株式会社中川政七商店
ビジネスデザイン事業部
地域活性ディレクター・店舗開発
井上公平