止めない行動の本当の理由子育てをしていると怒ったり、叱ったり、注意したりということがあります。子どもにあまり悪気はなく、その行動が状況に合った行動か合っていない行動か、まだ分からないから仕方ありません。興味のままに行動したり、衝動のままに話してみたりと、まだ社会生活というものが分かりませんからね。時を戻すと、私たちも同様に、親や大人から合った行動、合っていない行動を学んできました。そして、今度はそれを子どもに伝えているのです。(伝え方はそれぞれでしょうが・・・)とはいっても、私たちの子どもの頃と時代や社会的背景が違うので、当時が良かったことでも今ダメになっていたりもします。この違和感をどうするか、という話は置いておきますが、今回はこの話題。子どもが言っても聞かず、ある行動を繰り返すということ。この理由は1つしか理由はありません。それは、、、その行動にメリットがあるから。このメリットが楽しさ、面白さ、スリル、親の注目、周りの反応だったり様々ですが、そのメリットがなくなるとその行動はしなくなります。一見メリットも何もない無意味な行動と見えても本人にとって(あるいは気付いていないかもしれないですが)、メリットはきちんとあります。なので、子どもにある行動を止めさせたいのであれば、その相手のメリットを追求していくことが大切です。メリットが無くなるとその行動はしなくなります。一見メリットに見えなくとも、メリットを考える必要はあります。例えば、怒られること。これは一見デメリットのようですが、親からの注目という最大のご褒美にもなってしまいます。子ども目線で物事を見るということを、大人の私たちがスキルとして獲得すると、生きやすい提案ができるようになってきます。平穏な家庭のための心理学。本日は行動分析学という学問からお届けしました。クラブハウスもやっていますのでよろしければお聞きください。「礒村」(※漢字注意)で検索すれば「ころ」でヒットします(笑)