こんにちは、実行委員のかづこです。
東日本大震災でのボランティアをきっかけに兵庫県から石巻に移住し、普段は子ども関係のNPOで働いています。
「3月11日近辺にけいすけの写真展やるから、一緒にやらない?」と同僚のきみちゃんから誘ってもらい参加しました。
私は、3月11日をどう過ごしていいか分からず、ここ数年は何かをすることも発信することもしっくりこず、できる限り何もしないという選択をして過ごしてきました。
3月11日が自分の誕生日よりも意味のある日に感じている事実がある反面、できる限り他の364日と変わりのない日常を過ごしたい。そんな想いを持っていました。
でも、実行委員長がりょうこさんだから、写真を撮ったのがけいすけさんだから。私の中で「やってみたい!」という想いが芽生えたんだろうな。
10年目の私の変化。
写真展の準備を進めていく中でも、3月11日関連で何かをする怖さは抱えていたし。写真展当日のイメージがなかなか湧かなくて、ちょっと困って、少し様子を見始めてる自分もいた。
でも写真展が始まったら、「あー、なるほど。そういうことだったんだな。」ってすごくスッキリした(笑)
切り取られたストーリーでなく、この地で生きてきた、関わってきた1人1人の10年間の営みがそこにあった。
会場には笑顔が溢れていたし、いろんな涙も流れていた。
いろんな感情をまるっと受け止めてくれる場だったんだろうな。