暑くてメゲている、いや、ダレている自分に「それでもやらないとね」と、もうひとりの自分が言い聞かせ、でも~。と抵抗する攻防を何度か繰り返してから、ようやく灼熱の外へ向かい、草刈りをしています。
細かいところは草刈り機をぶんぶん振り回し、ある程度広いところは、この歩行型の畔草刈り機を使うのですが、仕事が早い分、体幹を駆使してバランスを取りながら方向を定めていかないと暴れてとんでもない方に行ってしまいます。
一緒に仕事をしているつもりもないのでしょうが、今日は、そばでヤギが草を食べているのを見て、背の高い草を低くすることと、角とハンドルが、白くてV字なのが同じだ。と、無理やり仲間意識を芽生えさせつつ、無心で雑草に向かっていました。仲間と言いつつ、人間が大事にしたい植物ほど、ヤギはおいしいと思うようで、つないでいるヒモの位置を考えないとまず、大事なものから食べてしまうのですが、もちろんヤギに罪はありません。
人が暮らす里山の自然は、何もしないということでなく、手を入れてこそ保たれるものですが、手を入れるというのは、要は、人間が必要とするスペースの雑草を低く抑え、大きく育てたいものを残すことに尽きる。と、思っています。
こうして、言うことをきかないヤギと機械と自分をなだめすかしながら、いつか皆様とお会いできる日を楽しみにしています。