こんにちは!ジェンダー事業担当の佐々木です。
いつもViVIDを応援してくださり、そして今回のクラウドファンディングにご協力いただき心より御礼申し上げます。
ViVIDはより良い国際開発事業を行うため、常に下記3つの概念を全てのプロジェクトの原理として運営しています。
①包摂性(Inclusion)
②参加型(Participation)
③連携(Partnership)
ViVIDの運営における①包摂性とは、プロジェクトには1.脆弱な立場にある住民を含めること、2.コミュニティメンバーを開発プレイヤーに含めること、3.多種多様なステークホルダー(個人、NGOs、民間企業、研究機関等)を巻き込むこと、です。
今回の生理用布ナプキン普及事業および性教育事業(以下、ジェンダー事業)では、様々な理由で学校に通うことが出来ない人々も参加出来るよう、生理用布ナプキン製作セミナーや性教育授業を学校外のコミュニティ集会所(教会など)でも開催予定です。また、セイチェレ村の地元の仕立て屋さんや診療所の助産師さん達をメインプレイヤーとして事業を遂行、そして助成金やクラウドファンディングを通し多様なステークホルダーの方々に事業をご理解・ご支援いただいている等の点で①包摂性を重視しています。
②参加型(Participation)という面では、乳幼児・子供・女性・高齢者・身体または精神障害者・非雇用者など、脆弱な立場にある人々を含む全てのコミュニティメンバーのQOL(Quality Of Life:生活の質)の向上を目指し、ViVIDの活動に携わる全ての人々がvividで色鮮やかな生活を送れるように組織のスローガンとして「Colorful Life for All」を掲げています。
ジェンダー事業において、セミナーや学校外授業の参加対象をセイチェレ 村全住民としているのは、この②参加型(Participation)という部分を大切にしているからです。
女性・女児のエンパワメントやジェンダー平等が女性達だけでは達成できず、男性達の参加・貢献が必須であることは言うまでもありませんが、立場に関わらず全ての人々に参加する権利があるということを知ってもらうことで参加に興味がある人々が自信を持って参加出来る環境を作ります。
また、最後にViVIDでは③連携(Partnership)というキーワードを通して、常に1.コミュニティを対等な関係で協力し合うこと、2.国・地域・活動分野の垣根を越えて、課題解決に最適なステークホルダーと協力すること、を意識しています。
当然なことではありますが、セイチェレ村の現地スタッフや関係協力者たちとは常に対等な協力関係にあります。また、生理用布ナプキンの普及と正しい性知識によってセイチェレ村の女性・女児のエンパワメントとジェンダー平等に賛同して下さるガーナや日本国内外の全ての人々と、様々な形で連携を組んで事業を進めています。
引き続き、ご支援・ご協力をお願い致します!