「緊急避妊薬を飲んだことがある人はヤリマンなの?」というイメージがある方も多いと思います。
今回はそんな話題についてお話します。
まず、ここでいう「ヤリマン」とは、「たくさんの人と危険な性行為をしている方」としてとらえます。
ー緊急避妊薬を飲んだことがある人はヤリマンばかりなのか?
そのような方が0であるわけではありませんが、
・性行為中にコンドームが取れるなど避妊が思わぬ形で失敗した
・相手のことを大切に思っているからこそ避妊をせずに性行為をしたが、
今は妊娠・出産の準備ができていないと気づいた
・性暴力の被害者
このような理由で緊急避妊薬を必要とする方もいます。
また、「たくさんの人と危険な性行為」をしている方も、「虐待などを受けていて家庭が安心できる場所でないから、ほかに居場所を求めている」というように、ご本人がコントロールするのが難しい要因があることも考えられます。
その場合、
「自分でコントロールできないという理由で危険な性行為を繰り返してしまう」その方にこそ、緊急避妊薬を届けるべきだとも考えられます。
そこから、継続的に知識を届けられる環境につなげ、
たとえばその後、避妊防止目的に低容量ピルの内服をし始める等の行動につなげていく
といったことを私たちソウレッジは行なっていきたいと思っています。
一般的に「ヤリマン」とは否定的にとらえられることが多いですが、そのようにひとくくりにしてしまうのではなく、それぞれの状況に応じて手を差し伸べることが大切ではないでしょうか。
どのような境遇に生まれ育った方にも、緊急避妊薬が手に取りやすい環境になることが大切だと、ソウレッジは考えています。