若い方が緊急避妊薬を買いづらい理由として、金銭的な問題も挙げられますが、今回はそれ以外の理由についてお話します。
ー若い方が緊急避妊薬を買いづらい、お金以外の要因とは?
まず、病院で「無責任なことをするな」などといった、心無い言葉をかけられてしまうかもしれないという不安があります。
#わたしたちの緊急避妊薬 によせられた経験談:診察時にはお医者さんに「ちゃんと避妊したんですか?そんなんじゃダメですよ」と、厳しいことを言われて、“ダメなことをしたんだな”とまた落ち込みました。
また、自分が緊急避妊薬を飲んだことをクラスメイトなどにばれてしまうのではないかといった不安を抱えてしまうこともあります。
加えて、緊急避妊薬の代金を自身で用意することが難しい場合は保護者の方に頼むことになりますが、その際の反応に対する不安もあります。
「なんと言えばいいんだろう」と悩むには、3日(72時間)という期間はあまりにも短いのです。
さらに、都市部以外などでは病院に行くのに車で一時間以上かかる場合もあり、72時間以内に服用することで避妊率が高くなる薬を、時間的に取りに行くことが難しい場合もあります。
そして、親や親戚から性被害や虐待を受けていたりする場合は、緊急避妊薬が必要になった状況でも誰にも頼ることができないということもあります。
このように、避妊率が高く保たれる72時間のタイムリミットまでに、若い方が緊急避妊薬を服用するということは、金銭面だけでなく様々な要因からハードルが高くなっています。
ソウレッジでは、これらのハードルを低くすることで、若い方が緊急避妊薬にアクセスしやすい社会を作ることを目指しています。