寄稿シリーズ「コロナ禍のコミュ壁」では、コロナによって生まれた「コミュニケーションの壁」をそれぞれの視点から寄稿して頂き、どのようにそれを乗り越えていくのかを考えてみる企画です。私たちがいま制作している「体で話し合うボードゲーム MUTERS」もそんな「コロナ禍のコミュ壁」にお役立ちすることを目指しています。
-------------- 今回の寄稿者 --------------
峯上 良平 就労支援
新卒入社後に鬱、ひきこもった経験から、生きづらさを抱えた若者たちの居場所を和歌山に。
峯上農園での就労支援、一歩進むための仲間、居場所、仕事作り中。
出来る出来ないのではなく、まずはやってみるが信条。
私達は、生きづらさを抱えた20〜40代の仲間達、10名と3軒のシェアハウスで暮らしています。 シェアハウスにおいて、リビングはコミュニケーションの場であり、社会スキルを高めるための学びの場、そして日々の自分達の成長を確認するための場所です。 もしリビングでの交流が全く出来なくなったら、恐らく半数は仕事に支障が出ると思います。 人は本当に一人では生きていけない生き物で、オンラインという代替手段があっても、そこには超えられない壁があるのではと感じています。 受け入れの時も一週間の隔離をお願いしたり、頻度を減らすなど、活動にも様々な影響がありました。 しかし、我々は適応できる生き物でもあるので、逆にどうすればこの状況をプラスに出来るのかを考えられるのではないでしょうか?
孤立を生み、最後には孤独になると思います。 ネガティブなループに陥り、やがてメンタルを崩してしまったり、せっかく積み上げたものを自ら壊してしまうかもしれません。
自ら発信できることが一番大切だと思います。
周りが見て、何かやばいかもという状況は復活までの時間が長くかかります。
自分の状況をきちんと理解し、どうしたい、どうして欲しいを伝えられることが必要はないでしょうか?
自分のことを理解し大切に出来るからこそ、相手を尊重し、大切に出来ると私は考えます。
コミュニケーションは伝達手段であり、その形は様々です。
自分の気持ちを本音で伝えるだけでも、伝わることはきっとあります。
どんなに下手でも、自信がなくても、伝えようとする気持ちが大切だと思います。
伝え方に迷ったら、サイレントボイスさんで学びましょう。
きっと自信がつきますよ!
内容も惹きつけられると同時に、なんて魅力的なタイトルだろうと思いました。
「シェアハウスにリビングがなかったら」すごくイメージしやすいです。
そして、私たちにとって「リビング」ってどんな場所だったのか?を考えさせてくれますね。
そんなコロナ禍のリビングに私たちの作った『MUTERS』があればとても嬉しいです。
日頃、声を出して話す人が声を出さないことで、どんな表現力や理解力が引き出せるのだろうと、そしてその範囲にもコミュニケーションはあるのだと気づいてもらえる予感がしています…!
▼基本声を出さずにマスクをしたままプレイできます。