ヤンゴン市内から車とボートを乗り継いで3時間、交通の便が悪く支援の手が届きづらい、小さな漁村に食糧配布を行いました。
悪路に揺られて2時間半、そこから更にボートに乗ってしばらくすると、ようやく村の入り口に辿り着きました。村長が家に物資をまとめ、住民の皆さんを集めます。
暖かい歓迎ムードの中、インタビューに応えてくれた住民のマピューさん(仮名)が、笑顔の裏の厳しい生活の実情を語ってくれました。
「コロナが広まってから、バイクで1時間かかる街までの道が封鎖されて、魚を獲ってもなかなか売りに行けなかったわ。やっと行けるようになったと思ったら、いつも買い取ってくれていた業者が倒産していたの。今はとても大変な思いをして、前よりも安い値段でしか魚が売れないのよ。」
「4人の子供を大学まで行かせるのが夢だけど、村には小学校しかないから下宿させないといけない。たくさんお金がいるのに、コロナが起きてから毎日の生活に精一杯で、とても貯金はできないわ。」
この漁村では多くの方が家族で漁業を営んでおり、みな同じような状況だと口を揃えます。
約50世帯に油やインスタントラーメンなどが入った食糧パックを手渡すと、「本当にありがとう。お礼に泊まって行きなさい!」と茶目っ気たっぷりに受け取ってくれました。
僧院や孤児院にも支援を届けています。
この漁村の他にも、湖に浮かぶ離島で8人のお坊さんたちが暮らす小さな僧院や、50人以上の孤児が生活している孤児院にも食糧を届けることができました。
ミャンマーの僧院や孤児院などは通常住民からの寄付で出費を賄っていますが、コロナによる全国的な不況とクーデターへの不服従運動に支援が集中していることもあり、寄付が集まりづらい状況にあります。
僧院では、お礼にと僧侶の方からの祈りの言葉と美味しいお昼もご馳走になり、また帰ってくることを約束して帰路に就きました。
最終日、最後まで応援宜しくお願いします。
今日までで既に約1400世帯、金額にして330万円以上の食糧を届けることができました。
今後も皆様から頂いたご支援を少しずつ、こうして本当に必要な方に届けていきます。
1000人/1000万円の目標は達成しましたが、2500円毎にもう1家族に支援を届けることができます。
少しでも多くの食糧と、日本からの応援の声を届けたいと思っていますので、最後まで応援宜しくお願いします。