みなさんこんにちは。
石畳の栗農家・山田家の
次男、山田史郎と申します。
山田家は、兄夫婦と両親が完熟石畳栗を栽培しています。
私は現在、(株)石畳つなぐプロジェクトの寶泉社長の前職と同じ、
内子町役場に勤務しています。
県外の大学を卒業して以来、
地元のアツイ地域づくり活動にすっかり魅了されて
私も石畳で暮らすことを選びました。
母屋のすぐ近くに住んでいて、
栗の繁忙期にはプライベートで手伝いをしています。
30年以上続く石畳の「村並み保存運動」は、
住民が主体となって、
水車小屋や屋根付き橋など
石畳らしい田舎の暮らしの風景を残していく取り組みです。
決してお金になる活動ではありませんが、
地域内外からその取り組みは高く評価され、
そのことが石畳住民の大きな自信となりました。
この経験が、
「地域のために自分ができることを」という
石畳住民の「共同体意識」の原点であるような気がしています。
現在、石畳は急激な人口減少に立ち向かうため
これまでの景観保全活動に加えて、
それを維持継続していくために必要な経済活動を展開しています。
「ひとつ守る、ひとつ変える」をキーワードに、
厳しい状況にあっても、
事業に取り組む大人たちの前向きな姿が、とても印象的です。
ふるさとのために、自分には何ができるのか――
私も、この石畳の未来にワクワクしてならない1人です。