報告が少し遅くなりましたが、昨年10-12月にかけて全国で公演をする合間に日本の踊りを体験してきました。
まず能の舞い。日本人として一度は見ておきたいと思いつつなかなか敷居が高く一歩を踏み出せませんでしたが、体験をして話も聞くと奥が深く面白い世界でした。
「七騎落」:源頼朝が序盤戦で大敗して落ち延び、家来が息子を犠牲にして川を渡る時の舞いを習いました。何も知らずに見ると遠い世界のものに見えますが、内容と歌詞を知ってから見ると急に身近なものに感じます。
能の体験動画とQ&A
稽古後に聞いた日本の踊りの起源も興味深かったです。
弥生時代に稲作が始まり、桜が咲くと田植えを始める習慣ができた。桜に神が宿る、だから神様に早く降りてきて咲いてもらうために花見(踊り)が始まったのが神楽=踊りの起源で、それが室町時代に観阿弥、世阿弥親子が芸能として大成したものが能。それに対して歌舞伎や日本舞踊は江戸時代に、大衆に見せるために始まった芸能。
歌舞伎も今やすっかり伝統芸能ですが、能から見たら最近の芸能なのかも!?
阿波おどりはフラメンコを始めるずっと前に一度体験した時は中腰で踊りにくいという印象しかなかったのですが、地元徳島でしっかり基礎から習ったら、阿波のリズムのコツをつかんで楽しくなりました。時間と体があれば徳島の祭りも一度参加してみたいです!
本場徳島で阿波おどり体験動画
琉舞はお祝いの代表的な曲を習いましたが、アップテンポで明るいイメージとは裏腹に、お経のような平坦な曲調で、動きも能と結構似ていて意外でした。でも不思議とあとで編集しながら歌詞を調べて聞くとなんだか愛着が湧いてきました
沖縄で琉球舞踊を体験動画
これで世界のダンス12種類体験しました!
HP 世界のダンス
まだまだ知らない踊り、体験したい踊りがいっぱいあるので、一つずつチャレンジしていきたいと思います。
もう2月ですが、2022年もよろしくお願いします。
永田健