厳選した薬膳食材をふんだんに使用している『楊貴妃の愛したポケット』シリーズですが、そのひとつである高麗人参は、じつはとても珍しい純国産品なんです。今回その生産主である「水杜の郷(みもりのさと)」を訪れましたので、写真とともにお届けします!
日本最大の高麗人参の産地「水杜の郷」
『楊貴妃の愛したポケット』シリーズファンのみなさん、こんにちわ。私、当プロジェクトの広報を担当しておりますAOIと申します。これから『楊貴妃の愛したポケット』シリーズの魅力をどんどんと発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!
さて今回は、『楊貴妃の愛したポケット』を語る上で欠かせない薬膳食材のひとつ・高麗人参についてのお話です。日本で流通している高麗人参はほとんどが中国や韓国といった海外からの輸入品なんですが、『楊貴妃の愛したポケット』に入っている高麗人参は純国産品、それも私たちの地元である茨城県産なんです。
お恥ずかしながら我が茨城県で高麗人参が栽培されていることを初めて知ったのですが、それもそのはず、生産主さんである「水杜の郷(みもりのさと)」が高麗人参の栽培に取り組み始めたのは2013年ころで、本格供給が行われたのが昨年秋からと、ごく最近の出来事なんだそうです。そしてさらに驚いたのはその収穫量で、なんと年間約10トン! 長野県や島根県など日本のほかの地域で栽培されている高麗人参の総収穫量が約10トンと言われていますから、「水杜の郷」は一躍日本最大の収穫量を誇る一大産地になったということです。
ではさっそく茨城県つくば市にある「水杜の郷」にお邪魔させていただきましょう。収穫量日本一の国産高麗人参は、いったいどんなところで育っているのでしょう? ドキドキワクワクの「水杜の郷」見学ツアー、スタートです!
どうですか? 真っ先に目をひくのは、農地いっぱいに設置された無数のソーラーパネルですよね。そうなんです。「水杜の郷」は農業と太陽光発電が共存する「日本最大級のソーラーシェアリング」でもあるんです。この無数のソーラーパネルの下で高麗人参が栽培されているというわけです。さすがは日本有数の学園都市をもつつくば市なだけあって、農業もなんだか最先端ですね。
高麗人参の栽培は超難しい!
地上から農地を眺めると、このような光景が広がっています。
「水杜の郷」の総面積は54haで、東京ドームに換算すると約11.5個分。とてつもなく広いので、私たちも車で移動しながら見学させてもらいました。案内してくださったのは「水杜の郷」開発部の金忠烈さん。もともとは中国の農家の生まれで、高麗人参栽培における立役者とも言える人です。そんな金さんは「実家の農業を継ぐのがいやで日本に来たんですけど、気が付けば高麗人参を作っているなんて、人生分からないものですね(笑)」と苦笑い。でも金さんの努力と人脈(中国から栽培のプロを招聘してくれたのも金さん)のおかげで、極めて栽培が難しいとされる高麗人参の収穫に成功したのですから、感謝してもしきれませんね。
訪れたのは3月ということもあり、この時期の高麗人参は昨年蒔いた種がようやく発芽したばかりの状態です。
澤井和男代表と岡本静子事業本部長は、初めて見る高麗人参に興味津々。栽培方法について金さんにあれこれと質問していました。金さんの丁寧な説明で分かったことは、高麗人参の栽培はとにかく時間がかかるということ。一人前の生薬として売り物になるまでには、種蒔きから5、6年かかるというのですからビックリです。てっきり種を蒔いたその年に収穫できるものと思っていたのですが、もう全然違うんです。そもそも発芽させるのが難しい高麗人参を、その後6年に渡って適切に管理・育成し続けるだなんて! もしかして子育てより大変なのでは?
では、6年の年月をかけて育て上げた高麗人参とはどんなものなんでしょう? お借りした写真を掲載しますね。
なんとも立派です。ここまで育つことで、ようやく薬膳素材としての効果が十分に発揮されるんですね。ちなみにこれは土の中にある「根」を掘り起こしたもので、じゃあ地上はどうなっているのかというと、こんな感じです。
さらに高麗人参は7月になると花を咲かせて実をつけるのですが、それがこちら。
パッと見では全体が花のようですが、じつはこれ、赤い部分は実なんです。「じゃあ花は?」と言うと、中心にものすごく小さな花がちょこんと咲くらしいです。大きさはわずか1mm程度と言いますから、肉眼でようやく見えるくらいでしょうか。いずれにしても可愛らしい外見ですね。
国産高麗人参を求めるわけは?
そもそものお話ですが、「楊貴妃の愛したポケット」シリーズはどうして輸入の高麗人参を使わないのでしょう。それは、澤井和男代表の「できる限り安心で安全な食材だけを使いたい」というこだわりの表れです。私自身、ふだんから口に入れるものはなるべく安心な国産品を選ぶようにしていますが、こういった薬膳食材となると、どうしても輸入品に頼りがちです。もちろんすべての輸入品が安全でないと思っているわけではありませんが、それでも「どんな環境で、農薬は何を使っているのか?」など、本当のところは分からないものが多いのは確かですよね。その点国産品ならば、そういった疑問や不安は完全に払拭されるんですよね。
「水杜の郷」で栽培された高麗人参は、外部の検査機関による検査により200種類以上に及ぶ残留農薬テスト、ならびに放射性物質テストをクリアしていて、 国内の製薬メーカーや化粧品メーカー、健康食品メーカーなどからたくさんの問い合わせが来ているとのことです。私が「水杜の郷」に赴いていちばん感じたのは、「ここなら安心だ」という信頼感に尽きます。金さん曰く「人件費やもろもろのコストを考えると、輸入品よりもかなり高い売価になってしまうんですが、それでも国産ならではの安心感には変えられないというユーザーさんも多いんです」とのことですが、その気持ちが痛いほどよく分かりました。
薬膳王国・茨城を世界へ!
澤井和男代表は「今回の訪問で、私たちの地元である茨城県は全国でも有数の薬膳王国だということを実感しました。みなさんに美容と健康を届けるのが楊貴妃ブランドの使命ですが、そのうえで大切なのは、やはり安全&安心であるということを再認識できました」と語ります。
また岡本静子事業本部長は「もともと耕作放棄地だった土地を再利用していることや、日本最大級のソーラーシェアリングという最先端の事業モデルに取り組んでいることなど、「水杜の郷」のソーラーパネルの下で作られた高麗人参は未来への希望の象徴のような気がします。薬膳の世界も、まだまだ進化を遂げることができそうですね」と感心しきりでした。
いかがだったでしょうか。東日本大震災の影響もあり、国産高麗人参の生産量が年々減っているなかで一大産地として名乗りをあげた「水杜の郷」。古来より万病に効く万能薬として重用され、近年急速に需要が高まっている高麗人参だけに、やっぱり安全・安心は大切ですよね。徹底して国産食材にこだわった「楊貴妃の愛したポケット」シリーズにとって、「水杜の郷」の高麗人参はまさに運命の出会いだったのではないかと感じてしまいます。
みなさん、どうぞ「力のある食材」を食べて、いつまでもBeauty Lifeを満喫してください!
広報担当、AOIでした。