支援者の皆様、大変お世話になっております。
さて、前回はオトチの洞穴までの尾根道について書きました。
今回は谷道についてお話します。
谷道は、尾根道が整備されるまで使われていた山仕事用の山道で、オトチの洞穴までは近道になります。
ただし、これがなかなか大変で、尾根道がなぜ歩きやすいのかといえば、坂が緩やかだからです。その代わり距離があります。
谷道は、近距離ですが、傾斜がきつく、健脚ならばこちらからとおすすめする道です。
こちらの道は、主に下山時に使われることが多いです。登りを2時間かけたとしたら、下山は30分。早いです。
ところで、この谷道は見逃せない見所があるんです。いつからかわからないくらい昔から、昭和30年代まで、石灰を焼いていた炉の遺構があるんです。
大蛇変の中でも少しだけ触れていますが、古橋で生きるための大切な生業でした。
こういった遺跡の説明も、保存会の人の案内で登山すると、触れてくれることがあります。歴史は三成公が生まれるよりもずっとずっと昔からささやかにその跡を残している。
古橋は、そういう場所でもあります。