みなさんこんにちは!
みなさまのおかげで、本プロジェクトは目標金額を達成することができました!
ご支援・ご声援、誠にありがとうございます。
これからのプロジェクトスタートに向けて、引き続き活動を進めてまいりますので、応援のほどよろしくお願い致します。
Shima Labo(シマラボ) コミュニティーでは、オンラインを活用して「地域の困りごとをお手伝い」する活動を行っていきます。
前回に続いて2回目の今回は、地域の方々に伺ったお話の中で、与論島で起きていることについてまとめたいと思います。
▼目次
ー見えてきた現状ー
Part①深刻な人手不足
Part②空き家はあっても・・・
<現状Part①深刻な人手不足>
与論島は人口約5,000人の島です。
そのうち65歳以上の人口は30%以上と、働き盛りの年代が多いとは言えない状況です。
人手が足りないという声は、様々な業種から上がっています。
例えばどんな業種が挙げられるかというと、
・家を建てたり家屋の修繕をしたり、インフラ整備などを行う建設・土木業や、
・島内の子供や高齢者、観光客にとって不可欠な交通手段であるバス・タクシー、
・物流で島の生活を支える運送業、
・日常の彩りに欠かせない飲食店のスタッフなど
このように多くの事業者さんで、働き手を欲しているという話を耳にします。
また、繁忙期の観光業でも人手が必要になっています。
与論島の仕事は、一般的にイメージされている勤務形態とは異なる特徴があります。
1日8時間の勤務が必要な仕事は少なく、1日の中でも○時〜○時の間だけ人が必要という仕事が多いです。
そのため、与論島では何種類も仕事を掛け持ちしている人は珍しくありません。
現代は都心部でも終身雇用が崩れ、スポットでの仕事を掛け持ちするスタイルが注目されていますが、与論島では以前から当たり前となっていたのでした。
そのため、本業がリモートワークで成立している人は特に、仕事を持ったまま移住し新しい生活スタイルを送ることも可能ではないかと考えています。
これなら、日中はリモートワークをしながら、週1.2回は飲食店のホールスタッフをして、島の人や観光客など知り合いを増やしながら、休日は友達と海に行くというような過ごし方もできそうですね。
与論島では、仕事をしている一人一人の存在感をとても強く感じることができます。
それは、サービスが溢れていないために、どんなサービスも当たり前ではないからです。
そんな土地で働くということは、誰かの役に立っていることを実感することができる、貴重な環境だと感じています。
<現状Part②空き家はあっても・・・>
空き家問題とひとことに言っても、現場では様々な問題が起きています。
与論島では、そもそも空き家が少ない、知らない人には貸せないという理由が主で、住む家が見つけられないとよく言われます。
しかし、話を聞いていくと、家主さんが貸したいと思っている空き家が少なからず存在することもわかりました。
それでも、その空き家が使われない理由を聞いてみると、
・借りられる状態だが、借り手の条件に合わず空き家のままになってしまう。
・そのまま1〜2年誰も使わないことで、急激に劣化してしまい、より借り手がつかなくなる。
・家主さんが高齢のため、定期的な掃除などの管理をする人がおらず、劣化が進みやすい。
・年に1.2ヶ月は親族が帰省時に利用するが、歯抜け期間の利用者が見つけづらく、劣化の原因に。
上記のように、物件が空いた初期に、借り手とのマッチングがうまくいかないことによる劣化の進行や、家主さんが定期的な掃除ができず劣化していってしまうという問題を見つけました。
これは、今までやる人が少なかっただけで、何かアクションを起こせば良い方向に持っていけるのではないかと思えるような内容でした。
ここで挙げたような空き家不足の原因を解決していくことができれば、少しづつUターン・Iターン者の受け入れや、事業を始めることができる場所が増えていくかもしれないということで、Shima Laboでも力を入れて取り組んでいきたいと思います!
Shima Hotel
Yusuke & Mai