あなた方のやさしさに心から感謝します。あなた方は、毎日を生き残るだけで精一杯の、とても小さな存在である私たちの叫びを無視せず、人を助けることができる立場の人たちに届けてくださった。あなた方からの援助(教科書や文房具)は私たちにとってはとてつもない大きな恵みなのです。
あなた方のそんな愛情、優しさにいつか、何らかの形でこたえたいと思っています。あなた方からの援助が私たちにとってどれほど価値のあるものかを、ここにお伝えしたいと思いました。その尊い行為を続けて頂ける力がいつまでもあなた方にありますように!そして心からの感謝とともに、あなた方の大切な人たちがいつも幸せでありますように祈ります! ニャンブリ小学校校長
2017年 はじめてニャンブリ小学校に教科書と文具を送った時、この感謝状を受け取りました。
全く予期しなかったこの贈り物にポールと二人で、涙が止まらなかったのを今でもよく覚えています。
「とても小さな存在である私たちの叫びを無視しなかった、、、」この言葉が今も私たちの活動の支えになっています。
教科書を持たない子供たちに教科書が届くことで、彼らが喜んでくれたことは嬉しいですが、それ以上に彼らがまず最初に感謝してくれたことが、彼らの小さい叫びを無視しなかったこと。
そして、それはニャンブリ村の子供たちだけでなく、すべての人間が享受すべきことなのではないかと思うのです。
私たちが時に発する小さな叫び、
私のことを聞いてほしい、
私のことを見てほしい、
存在に気が付いてほしいというその想い、
時には言葉にすらならないかもしれないその叫びを聞いてくれる人がいれば、
何もできなくても手を取り、微笑んでくれる人が一人でもいたら、
私たちは絶望せずに生きていけるのではないでしょうか?
人としての尊厳
自分はいるだけで価値があると思えること、そしてそれを認めてもらえること
この活動を通してその大切さを改めて学びなおすことができました。
そして、それこそが、この活動が、”与えるだけ” ではなく、”受け取ること” が限りなく大きいと確信する理由なのです。
ストレスや日々の暮らしの中で息苦しさを感じ、時には自分の居場所がないように感じる、自分が価値のない人間なのではと思ってしまう、物のあふれる先進国にいても満たされないと感じた経験は誰にもあると思います。もしかしたら、今、そういう人が増えているのかもしれません。
私たちが、ぜひ、皆さんに子どたちに会ってほしいと願うのは、そういう意味が込められています。
何も持たないのに、好奇心で目をキラキラさせて、「来てくれてありがとう!」と寄ってきてくれる子供たち。
送った教科書で一生懸命勉強して、2年連続で国から表彰されるくらいまで頑張ってくれる子供たち。
自分たちでできることはやりたいと、学校の修理や教室の机を作ってはそれを報告してくれる親や村の人々。
そして、それを教育を通してできることで、彼らと一緒に地球の未来を語り合えること。
この活動を応援してくださる皆さんに心から感謝するとともに、ひとりでも多くの方に、参加して頂けたらと願っています。