2018年、2度目のニャンブリ小学校訪問。
この時、子供たちは「教育が自分の人生にいかに影響を及ぼしているか」を力強くスピーチしてくれました。
しかし、最初からそうだった訳ではありません。
私たちが初めてニャンブリ小学校を訪れたのは2017年。
その時、私たちはニャンブリ小学校を訪れた、初めての外国人でした。
シマウマやヌーなどの野生動物は見慣れている子供たちですが、肌の色や話す言語が異なる私たちは初めて見る存在でした。
そのため、正面から近づいて行くと多くの子どもたちは逃げ出してしまい、泣き出してしまう子も一部いました。一方で、その存在自体には興味があったのでしょう。私たちが歩き出すと、子供たちは後ろからついてきて、背中を触ってきました。新しい世界に興味を持つ第一歩だったのではないでしょうか。
そして、その時の小学校はどの様な状態だったのか。
生徒が1,000人以上いる中で、先生は10人、教室はわずか8教室しかありませんでした。そして、その教室も床は土がむき出し、机や椅子も破損が多く、とても安心・安全に教育を受けられる状態ではありません。
加えて、教科書も1冊もなく、全て先生が板書で教えていました。
その状況に対して、何か出来ることがないかを考え、まず最初に教科書900冊を送ることにしました。
この教科書をきっかけに子供たちは今まで以上に一所懸命に勉強するようになったと現地から聞いています。そして、冒頭のスピーチに繋がります。
教科書を送るという小さな一歩が子供たちの意識を変え、希望を抱くことに繋がっています。
本プロジェクトは現在、86名という多くの皆様の支援おおかげで、目標額の63%まで到達しています。本当にありがとうございます。
そして、まだまだ多くの支援を必要としています。
引き続きご協力、よろしくお願いします。