リテイルをご支援くださっている皆さま
こんにちは
古橋裕美です。
屋上のお稲荷様のお社修繕が終わりましたのでご報告します。
修繕が必要なところだけを直す方法ですので
なおしたところは
檜が真新しくなっています。
古い部分に合わせて色を塗ると
・工賃がかかる
・修繕した箇所がわかりにくくなり後の修繕に影響すること。
また、新しい檜材は
・日焼けしてすぐに色が変化する
以上のことから修繕箇所は新しい木材の色のままになっています。
今回の修繕工事は中村社寺様のご協力により
専門の大工さんがおひとりで進めてくださいました。
まずは台座からお社を下ろし
作り替えなければいけない彫刻部分の製作や、
ほぞ穴※を開ける作業だけを工場へ持ち帰って進めました。
※2つの木材を繋げるための穴。
その間、お社本体は待機です。
2日目。
すべての材料を揃えた状態で、組み直していきます。
「残っている釘はそのまま打ち直していきます。どうしても足りないところだけを追加します。」と大工さん。
風雨で飛んでいったものもありましたがほとんどの部材は残っていたようです。
さすが日本の技術。
シンプルでありながら丈夫につくられていました。
夕方には修繕が終わり、台座へ戻しました。
中村社寺様と大工さんとで御神輿のように担いで載せます。
そんなに重くないようですが取り扱い要注意のため緊張が走ります。
慎重に載せて、最後はお社が飛ばないように固定しました。
このように下部に空間があり、木と鉄製のネジで固定できるようになっていました。
お社の修繕は2日間で終了です。
つぎは鳥居の色塗りへと続きます。
スケジュールに変更があり、鳥居の色塗りは12月16日〜17日あたりに
おこなわれることとなりました。
また報告させていただきます。
皆さまには引き続き見守りくださいますよう
よろしくお願い致します。
古橋裕美