リテイルをご支援くださっている皆さま
こんばんは。
古橋裕美です。
先日ご報告した『屋上の神様』。
その続編「工事前のお祓い神事とは」についてご報告します。
今回はお祓いをしてお浄めをし
お社から御神体をお出しするところまでおこないました。
お祓いをお務めくださるのは真清田神社の神主様。
ビルのオーナーである尾西繊維協会の専務理事高橋氏と
リテイル代表伊藤、私古橋の3名が立会わせていただきました。
身が引き締まるような寒さの中で頭を垂れるのは心が浄められる思いでした。
お祓いのあと、お社から御神体をお出しします。
御神体とは魂が込められた”物”でお社の扉の奥にございます。
扉には金具を引っ掛けて開ける細工があります。手で簡単に開けるものではないようです。
扉を開けると”御翠簾(おみす)=すだれ”がありました。
神様の世界との結界です。
神主様は結界をどのように越えるのでしょうか。
このように越えます。
結界の中へ飲み込まれるかのように手から頭までお入りになられました。
そんなに奥行きがあったようには見えませんでしたが。
何十年も前に置かれた御神体ですから
それがどんな”物”でどのように存在するのか。
来てくださった神主様も初めてお知りになるため
暗い社の中まで頭を入れないと見えないのです。
取り出したるは三種の神器
といいたいところですが、
剣が入っていそうなお包みとお札でした。
少し触れただけでお札の紙がハラハラとこぼれていくほど年季が入っています。
神主様が仰るには「お包みの中は剣だと思われます。お札は(京都の)伏見稲荷からお持ちになられたものですね。」とのこと。
お稲荷様の総本宮の魂が尾州繊維産業を見守ってくださっていたのです。
お札とお包みはいちど木箱にお引越ししました。
工事が終わってからまたお戻りになられます。
御神体ご不在のお社はなんだか寒そうでした。
工事を早く終えて気持ちよくお戻りになられますように。
皆さまには、工事の進捗を報告させていただきます。
引き続き見守りくださいますよう
よろしくお願い致します。
古橋裕美