※こちらの内容は、みやじ豚究極のベーコンを作りにあたり、製造を依頼したエーデルワイスファームさんが販売されているベーコンを食べたときの感想です。誰が書いたかは秘密です。
【注意】ベーコンの美味しさに感動して、思わず書いてしまった食レポになりますので、読み返すと恥ずかしいので没にしてました。どうかネタとして読んで下さい。
--以下、食レポ--
「まるでウィスキーのようなベーコンだ」
誤解を恐れずにいうなら、エーデルワイスファームさんのベーコンを初めて食べた時の感想はこれだった。
ベーコンを入れるとうま味がスーッと舌全体に広がる、決してガツンと濃い塩味が広がる訳ではない。息をすると、ふわっと華やかな香りが舞い上がり、自然と唾液がでる。
その後、ベーコンを飲み込んで、もう口には何も残っていないはずなのに、口の中に心地よい風味と美味しさがずっと持続しているのだ。「まるでウィスキーのようなベーコンだ」と思ったのは、まさにこの瞬間である。
お酒の感想で「余韻が長い」という褒め言葉を聞いたことがあるが、きっとこういう体験のことを言うだろう。
そういえば、エーデルワイスファームさんのベーコン作りはウィスキー作りと似ている。原料をじっくりと時間をかけて熟成させていくのだ。燻製に使う素材も、ウィスキーやワインの樽に使用される「楢(なら/オーク)」の薪を使用。
一般的な桜のチップでは香りが少し強すぎると、自己主張が激しくなく素材の繊細さを引き立てるまろやかな香りになるという理由で選んでいるそうだが、ベーコンを食べてみて分かった。噛むたびに優しく上品でかつ豊潤な香りが口から鼻へと抜けて、とても心地いいのだ。
ベーコンを作るにあたり、塩漬けの際は塩液に漬けて凍るか凍らないかの温度を保ち、一か月に渡り熟成させることで赤身だけでなく、脂身にもしっかりと味を染みさせるとあったが、それも良くわかる。赤身の方が塩気が強く、脂身の方がマイルドである。
私がベーコンを初めて食べたときは、一口大のブロックを、火を通さずそのまま、フライパンで焼いたもの、カリカリに焼いたものの3種類だった。
個人的な感想だが、このベーコンを食べるときは、まずはそのまま焼かずに食べてほしい。しかも、他の食材とは一緒に食べずにベーコンだけを食べることをおすすめする。
というのも、焼くことでサクッと触感はよくなり、脂が解けて甘味が強くなり塩気もマイルドになって美味しいのだが、味が均一化するので赤身と脂身の味の違いが少々分かりにくくなる。カリカリに焼くのはもったいない。焼くにしても、あくまでサッとだ。
また他の食材と一緒だと、ベーコンの余韻が分かりづらくなってしまう。
もちろん、パンに挟んだり、野菜と一緒に炒めたりしても美味しい!!だから、最初だけ。最初だけである。ぜひ、やってみて、究極のベーコンの感動を味わってほしい。