運営主体のデザイン事務所「Mamasクリエイターズ」では、柳之森ができる前から、撮った写真から手作りブックを作るワークショップをやってきました。2013年10月を皮切りに、東神田に移転する前に16回、移転後は2018年10月まで14回、計30回行ってきました。そのうち、移転前は、午前中に神田周辺のスナップ写真を撮り、午後にそれを1冊にブックにまとめて、製本するというなかなかしんどいワークショップもやっていました。撮影ツアーの話は、次回以降にするとして、今回は、写真集ワークショップについて、話してみたいと思います(上の写真は、2016年9月に行った17回目のワークショップの模様)。
その中で、2017年5月に行ったワークショップがアルジャジラーの日本特集で取り上げられ、放送されました。
持ってきた写真(画像データ)を全数プリントし、机の上に並べながら、使う写真を絞り、順番を決めてレイアウトし、最後に中綴じ用にプリントし、糸でかがってブックに仕上げるという作業を、途中におやつの休憩を入れながら3時間ぐらいで完成させます。中には写真を選びきれなくて、ブックが分厚くなって、糸で綴じるのに一苦労した方もいらっしゃいました。
最初は、一般向けでしたが、最後のころはプロ向けに移行し、自分で実際にブックのレイアウトソフトを使って、プリントするところもやるようになっていました。
また、できあがった力作の写真ブックをギャラリースペースを使って展示するところまでやっていました。ワークショップも、広いスペースが取れなくなるので、もし、柳之森がなくなったら、復活はないと思います。