(写真は昨年行った「おのみち展」の看板。看板にインターホンを設置して、鳴ったら開けに行く。ギャラリーが2階なので、時間差はほとんどなし)
さきほど、クラウドファンディングの拡散をお願いした方から、手厳しいメッセージをいただきました。まず、現状では、ギャラリーはどこも厳しいということ、写真家も相当厳しいこと、柳之森は近くに写真関係のギャラリーが多く地の利を活かしたことが今までもできる可能性があったのではないか、そしてギャラリー運営がもちろん、それを支えていた本業の経営に問題があるのではないかと、ご指摘を受けました。
図星ですね。何の反論もできませんでした。ただ、地の利がどうしていかせなかったのかについては、釈明できます。
ギャラリーというのは、基本的には、展示者の知り合いに見てもらうことが基本で、後は、どれくらいフラッと入って来やすいかと構造的な問題が大きいと思います。
周りのギャラリーは基本的に展示が開催さえしていれば、入場できます。ところが、「柳之森」はそうなっていません。平日は18時で、土日祝は終日、ビルのセキュリティの関係から、1階の自動ドアが外から開きません。もちろん、入居する段階で分かっていました。家主さんに変更をお願いしましたが、難しいと言われました。1階の清洲橋通り沿いの店舗と交渉して、OKであれば、その店舗から制限付きで出入りしてもよいことにはなりそうだったのですが、途中でそのお店は閉じてしまいました。
フラッとは難しいかもしれないけど、1階から呼び出してもらって、内側から開ける方法と取ることになりました。最初は無線チャイム、そして無線インターホンに進化しました。
あと、去年からコロナに合わせて、来場をネットで1時間単位で事前予約できるようにしました。
ただ、この体制にするのに遅すぎたかもしれませんが、逆にコロナがあったからこそできたかもしれません。いまは、ほかのギャラリーのついでに来てもご覧になれるようにしています。
とりあえず、支援金で半年維持させて、その間に本業を立て直す。本業は順調とはいえませんが、もう1件でも月刊誌的なメディアの受注があれば、回復すると考えています。
あと、アーティスト支援のための組織化も次の一手で進めようと思っています。