7/13、型枠からつくったキットで初のワークショップを開催しました。
今回の会場は三鷹にあるフリースクール、イフラボさんです。
集まってくれたのは小学校2〜6年生。
子ども達は縦のつながりとお互いへの信頼、自主性の中で伸び伸びと学んでいるのが感じられました。
始まる前から好奇心あふれる子どもたちの姿に、私たちもワクワク・・!
△ギフトのように梱包したキットを子どもたちにお届け。
今回のテーマは「太陽の動きを知ろう」です。
断熱・気密を学びながらつくった家の模型を使って、
真夏の日差し、真冬の日差し、気持ち良い10月の太陽と家の関係を見ていきます。
実験の最中、
「夏の太陽って、こんな北側から出てくるんだ」
「夏と冬でこんなに太陽の高さ違う。」
「夏はこれだけ日が長いと、太陽が沈む頃はすごく暑いよね?西日対策いるね。」
大人も交え、感じたことを話しながら進めていきます。
低学年・中学年の子どもたちは、方位がイメージできるように。
さらに、それぞれ自由な発想で庭をつくっている姿に大人も興味深く見入ってしまいました。
△石の使い方が上手い!テーブルや椅子は庭に配置。秋はすごく気持ちよさそうだね!
高学年の子どもたちは、よく理解してくれていて感動しました。
・実験後、何度も日差しをチェックしながら家具の位置や植栽の位置を緻密に変え「デザイン」の中に温熱環境というエッセンスがしっかり加わっている。
・皆で街をつくる時、自分の家を大きくセットバックし、みんなの憩いの場として庭を提供してくれる。自分の庭も近隣の共有財産にしている!
住宅を設計する時に私たちが大切にしている、借景やコミュニティの在り方など、高学年はちょっとしたきっかけを自分たちなりに発展させて、みんなを引っ張ってくれていました。
実際の設計でも、緑を自分たち・近隣の共有財産として、住宅を建てることも多くあります。
こちらは集合住宅。
△ケヤキハウス:大きなケヤキを中心にして、建物の設計が始まった住宅。(写真提供:HAN環境・建築設計事務所)
将来、こんな考え方で、子供たちが豊かな街づくりをしてくれたら嬉しいですね。