白雪牧場プロジェクトの応援ありがとうございます。
プロジェクトオーナーの坂口 創作です。
今日の立山は晴れています。雨上がりの太陽が心地よい梅雨の晴れ間の一日です。
白雪牧場を応援し、地域の未来を一緒に作る仲間たちを紹介する連載。第四回目は「ひょうたんや はやしみほ」さんです。
「はやしみほ」さんは、同じ集落に住む、ポップなかわいいひょうたん人形を作るクラフト作家さんです。
かつて越中富山では、男子は15歳になると、大人になった証として立山連峰の最高峰である雄山を登拝。その際に、ひょうたんにお酒をつめて、山頂にある雄山神社にお供え。持ち帰ったお神酒と赤飯をふるまい、成人のお祝いをしていました。「立山ひょうたん」は立山登山のシンボルとして、また、幸福をもたらす縁起物として、昔から作られてきました。
「立山ひょうたん」は絵に心得のある地域の男性が中心になって作られてきましたが、そのような伝統工芸の世界で、独自の感性でひょうたんアートを作っているのが「はやしみほ」さん。
動物たち、マトリョーシカ、おひなさまといった図柄をポップな筆致で描き、新たなひょうたん人形の世界を作っています。伝統的な「立山ひょうたん」は力強さを感じるものも多いですが、「はやしみほ」さんの作るひょうたんは、気持ちをゆるませてくれるほっこりとした人形です。
なお、「はやしみほ」さんの一家は、白雪牧場のある末谷口集落で、お米を代々つくる農家でもあります。絵柄をつけるだけでなく、家の畑で材料となるひょうたんを種から育てています。「はやしみほ」さんの人形に命を感じるのは、材料から絵柄までひとつひとつしっかり作られているからなのでしょう。
また、田んぼに囲まれたおうちで、家族と沢山の猫に囲まれながら、ゆったりと人形を創るのが、「はやしみほ」さんの暮らし。ご近所から見ても憧れるこうした豊かな暮らしが、心が温かくなる人形の原点なのかもしれません。
さて、「立山ひょうたん」は幸福を招く象徴として各家に置かれて来ました。かつての「立山ひょうたん」と同じく、「はやしみほ」さんの人形を迎えた家々に幸が広がったらなあと。晴れの末谷口集落から、今日もゆるゆると願っています。
【ひょうたんやさん はやしみほ】
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