白雪牧場プロジェクトの応援ありがとうございます。
プロジェクトオーナーの坂口 創作です。
本日の立山は晴れおります。作業がしやすそうな天気です。
さて、プロジェクトの進捗となりますが、先週は解体の一週間となりました。
6月21日(月)廃屋の解体工事を開始。
廃屋内にあった大量の残置物やゴミを出し、瓦を屋根から下した後、重機で解体。
4日間の作業を経て無事更地となって、6月24日(木)に解体作業は完了しました。
なお、今回、廃屋本体の解体工事を行ってもらったのは、立山にある宮平工業さん。
日系ペルー人の宮平さんが代表を務め、ブラジル人・ベトナム人の多国籍チームからなる解体・工事会社です。
その代表の宮平さん。よくよく話すと、同い年で、かつて私が学生時代の20年前に語学留学したロシア・モスクワにある大学を卒業し、さらに共通の知人がいることも判明。20年近くの歳月と数千キロもの距離を経ての出会いに、何とも奇妙な縁を感じたものです。
日本海をまたいで中国・ロシアがある富山には、中国人・ロシア人をはじめとして沢山の外国人がいます。また、農業・建設・工場といった現場では、ベトナムなどからやって来た技能実習生が大勢活躍しています。
今回の解体からは少し外れますが、農村では農業の担い手の高齢化と退出が進む中、もはや労働面で外国人労働に頼らざるをえない場面が目前に来ています。農業・農村に外国人をどう受け入れて行くか、切実な課題としてあります。実はこれまでは殆ど接点はなかったのですが、今回多国籍チームの解体作業に参加し一緒に汗を流したことで、こちらでの生活模様を教えてもらったり、実際の働きぶりを知ることになりました。もちろんまだ答えのようなものは出ていませんが、今回の解体の現場は、農村での外国人の暮らしや農業での外国人労働活用についても考えを巡らせるよい機会ともなりました。
さて、話は解体に戻りますが、5月18日に廃屋にあったゴミ出しから始まり、1ヶ月以上もの間ほぼ毎日、木を伐採したりゴミを捨てたりといった作業を続けてきました。それが一段落したことに、少しほっとしています。来週からは更地となった敷地に、集落の大ベテランの職人さんと砂利を敷いて建屋の基礎を作る作業が続きます。また、作業の模様をお伝えしていきます。