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立山の片隅に「幸せの牧場」をつくろう 白雪牧場補完計画2021

「白雪牧場」は、立山の田園にある小さな手作り牧場です。牧場には二頭の親子ポニーがいて、広々とした原っぱで草を食べながら、親子で仲良くのんびり過ごしています。願いは人と馬が紡ぐ幸せの牧場であること。ポニー親子と訪れる人たちが幸せに過ごせる場を、百姓の工夫と村人の力を合わせて創っていきます。

現在の支援総額

1,088,500

108%

目標金額は1,000,000円

支援者数

111

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/06/04に募集を開始し、 111人の支援により 1,088,500円の資金を集め、 2021/07/07に募集を終了しました

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立山の片隅に「幸せの牧場」をつくろう 白雪牧場補完計画2021

現在の支援総額

1,088,500

108%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数111

このプロジェクトは、2021/06/04に募集を開始し、 111人の支援により 1,088,500円の資金を集め、 2021/07/07に募集を終了しました

「白雪牧場」は、立山の田園にある小さな手作り牧場です。牧場には二頭の親子ポニーがいて、広々とした原っぱで草を食べながら、親子で仲良くのんびり過ごしています。願いは人と馬が紡ぐ幸せの牧場であること。ポニー親子と訪れる人たちが幸せに過ごせる場を、百姓の工夫と村人の力を合わせて創っていきます。

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白雪牧場プロジェクトへの応援ありがとうございます。

プロジェクトオーナーの坂口 創作です。


本日の立山は曇り空です。過ごしやすい涼しい天気になっています。


先日、お伝えしました通り、7月7日23時59分にインターネットでのクラウドファンディングの募集が終了して、おかげさまで目標を超える金額の支援を頂くことができました。

一方、インターネットでのクラウドファンディングに不慣れのためネットでの参加ができない方々も。実は、こうした方向けに、ご近所さんを中心に、現金で手渡しする昔ながらのローカルなクラウドファンディングも行われておりました。このたび集計しました所、本日時点で16名の方々から合計308,000円をご支援頂いております。インターネットでの支援を合わせると、今回のクラウドファンディングには127名の方から1,396,500円(目標の約140%)を頂くという大成功で幕を下ろした形です。

なお、目標を超えた支援金については、当初予定していた工事や設備のグレードアップ(駐車場を砂利でなくコンクリートで舗装など)、そして、少し先に予定しているXプロジェクト(近日別に報告いたします)の着手金として、全額をありがたく活用させて頂きたいと思います。


さて、クラウドファンディングは終わりましたが、これから牧場建設工事が本格化します。先日の活動報告では、多国籍チームによる廃屋解体作業をお伝えしましたが、解体がひと段落してからは、建物基礎工事と材料準備の二つに取り組んできました。


まず、建物基礎工事。先日解体した廃屋の跡地には、駐車場と東屋(アウトドアキッチンやトイレ)を作るため、砕石を敷いて土台を作る作業を行っています。


基礎工事(敷地整備)を主に担当するのは、同じ集落に住む長島さんという80代半ばのじっちゃん。長島さんは土木工事暦半世紀以上となる熟練の職人さんです。立山有数の土木工事会社である丸新志鷹建設に40年勤務し、暴れ川である常願寺川の治水工事などで活躍されてきました。これまで田んぼの畦直しなどでお世話になってきましたが、自在にショベルカーを扱える素晴らしい技術があり、今回の工事でもお願いして出役して頂くことになりました。


土木歴半世紀となる長島さん

指先のごとく自在にユンボを操作

なお、最近では現役の人こそ少なくなってはいるものの、かつては農業の傍らで土木に従事した人が集落には多く、土木工事に明るい人が揃っています。土木のことで手を貸してくれたり、アドバイスを求めることができる人も多く、今回の工事ではそうした集落の蓄積を存分に活かして進めています。

私自身は全くの土木初心者ですが、近くにある中央石産さんから砕石を調達してダンプで運んだり、測量助手をしながら手元のお務め。年の差40歳以上のコンビによる二人三脚で作業をしながら、土木工事見習いをしています。

近くにある砕石業の「中央石産」さん

農業で必要となる畔直しや用水維持管理にはある程度の土木作業も伴います。近年土木に従事する村人は少なくなっていますが、農業の継続には何らかの形で今後も土木の基盤を集落に残すことが大切です。こうした集落の職人さんと作業する機会は、農業をする上でも貴重な学びとなるものと考えています。長島さんのような方が担ってきた土木のインフラとノウハウをどう残していくか、あれこれ考えを巡らせながら作業を進めています。

でこぼこした廃屋跡も綺麗に

工事の傍らで、今回の工事で活用する材料も次第に揃ってきました。

まず、解体した廃屋の元住民の方は、鳶職を生業にされており、敷地に足場板や単管パイプを大量に残されていました。その単管パイプを活用して、廃屋跡に屋外キッチンとなる東屋を建てる予定です。

また、地域で水回り工事をされる原配管さんからは、公共施設で使用されていた程度が非常によいトイレ一式をご提供頂きました。一般的に費用がかかる水回りを作る上で、こうした支援はとてもありがたいものでした。

トイレの他にも、地域から現物による支援(クラウドファンディング)がいろいろ集まっています。とくに、要となるピザ小屋の木材は、五月に廃業された上田工務店さんよりご提供頂くことになったものです。

ところで、上田工務店さんとはつい最近まで全く面識はございませんでした。お互い知らなかったものの、ある時、クラウドファンディングに参加したご近所さんのお友達を介して、工務店のご家族が牧場づくりを耳にされたそうです。そして、廃業によって処分する予定であった倉庫に眠る材料の活用を思い立って、材料提供のお申し出を牧場宛にして頂いたという経緯があります。

見事な材をご提供頂きました

上田工務店さんは地域の住宅を建てて50年の歴史ある工務店です。その半世紀にもなる歴史と思い出の詰まった木材を受け継ぐことになったのは、こうした思いがけないご縁があったからでした。ウッドショックの最中において、偶然にも材料を頂くことになったのは、大変ありがたいことです。また、長らく地域に根ざした会社から材料という形でバトンを継ぐ流れになりましたが、これから育っていく白雪牧場にとって何とも縁起のよい吉兆に感じています。

創業者の上田会長(88歳) 力強い方でした

来週からは基礎へのコンクリート打設、さらには大工さんによる木工事へと進んでいきます。

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