白雪牧場クラウドファンディングへの応援ありがとうございます。プロジェクトオーナーの坂口 創作です。
2022年冬の立山は雪が沢山降っており、一面の銀世界が広がっています。特に晴れた日には、素晴らしい光景が広がっています。
さて、前回の報告から少し時間が空きましたが、今回は工事の締めとなるトイレとアウトドアキッチン仕上げの様子を報告します(年末年始と作業が重なり遅筆となりすみません)。
おさらいとなりますが、8月〜9月の最初にかけて行われたトイレとアウトドアキッチンの配管やコンクリート工事の模様を前回お伝えしました。建物の基礎となる土台が完成して、いよいよ建屋づくりに入ります。
まず、トイレ内装工事。正確な寸法を出す必要があるため、内装や建具取付では、ピザ小屋づくりでもお世話になった大工・山本建築さんの手を借りました。親方によってあっという間に下地が組み上がり、窓やドアが取付られていきました。
一方、大工さんが作業する傍らで、友人・村田さんと二人三脚で、ガルバリウムトタンを、アウトドアキッチンの屋根とトイレの壁に貼っていく作業。ふたりとも素人のためあれこれ試行錯誤したり、隣で作業をしている大工さんを捕まえてアドバイスをもらいながら、トタンはり。次第に腕を上げながら(特に友人・村田さん)、9月下旬には作業が終わりました。
トタン貼りが終わって雨風が凌げるようになった10月。今度はトイレ・手洗い・キッチンの配管作業。地域の配管屋・原さんの手をお借りして、水回りが出来上がってきました。
水道配管が出来上がった10月末。牧場工事最後の仕上げとして、お世話になっている野嶋電設さんのチームが現場入りして、電気が開通。牧場工事は完成となりました。
ところで、今回の工事には、絶対守らなければならない日程がありました。11月3日の文化の日に白雪牧場を舞台に行う「立山農芸祭」です。最後の工事となった電気配線が終わったのは、何とフェスの直前となる10月30日でした。
全体を振り返ってみると、素人が全体工程を管理して(実際には管理できず)、試行錯誤しながら作業の一旦を担っていた今回の工事は、当初の予定よりも大幅な遅れが生じました。最後の最後で、ギリギリ間に合ったのは、様々な案件を抱える職人さんたちが何とか時間を絞り出し、休日や暗くなるまで作業をして帳尻を合わせてくれたおかげです。
また、自身で作業する部分は、友人・村田さんとの二人三脚で進めましたが、村田さんには夏の暑い中100時間以上、一緒に現場で汗を流してもらいました。
さらに、今回の工事に携わった職人さんたちからは、使わなくなった資材(窓サッシ・トイレ便器など)を無償で提供してもらっただけでなく、クラウドファンディングにも実は多大な寄付を頂いています。牧場工事は、こうした地域の職人さんや仲間の協力があって初めて実現したものです。出来る上がるまでの過程を振り返ってみても、新たな白雪牧場はさまざまな力を合わせて生まれたものと、あらためて感じます。
次回は出来上がった牧場の舞台が、実際にどのような人の集まりや楽しみを作っているのか、「立山農芸祭」を中心に報告したいと思います。