先日、中華系のダンス発表会の影ナレのお仕事をしてきました。
日本に暮らす、中華系の子供たちが中心となった会。
子供たち。とても一生懸命で。
先生方、保護者、スタッフも。人と人の温かい繋がりは、変わらない。
……
ようやく山崎豊子さん「大地の子」を読み始めました。
文化大革命の頃の残留孤児を描いた作品。
私の父方の祖父が、取材協力として実体験を語った本でもあります。
祖父はハルピン医科大学の助教授でしたが、祖母は日本人。
満州で旅館を営む家に生まれ、祖父と出会ったため中国に残りました。
やがて家族となり、子供も産まれ、しばらくはハルピンで生活していましたが、
文化大革命の折には、知識人・日本人への弾圧に遭って投獄され、
残された父とその姉たちは、「下乡」して田舎に移り、
死ぬか死なないかの過酷な子供時代を過ごしました。
親戚たちは現在は引き揚げてきて長年日本で暮らしています。
遊びに行くと時折聞かされていた話が、
この小説の行間にまざまざと浮かび上がって、
血や砂の匂いが立ち上ってくるような気さえします。
叔母曰く日々に小さな喜びもあったのだそうですが、
この令和の時代には見落としてしまうようなことでしょう。
私は改めて平和な日々に、
応援してくださる皆様の思いに感謝するほかありません。
現代でも、
知り合いの子供たちで、親の都合や商売、勉強のためとさまざまな理由で、
国境を跨ぐことになり、他の子供たちと違うところで、苦労する話を聞きます。
けれど、音楽や踊りなどに夢中になれることが、
大きな支えとなることを、私はかたく信じています。
……
それから、また、いろいろな形での応援や、
お披露目する場についての提案が集まりました。
他にも音楽・演奏に関するありがたいお仕事でお声掛けいただき、
より一層精進せねばなと思わされます。
色々考えたり、DTMの勉強を進めています。
最近はドラムの打ち込みを向上しました。
良いものが作れるように。