クラウドファンディング、20%達成しました。
たくさんのご支援、心より感謝申し上げます。
そして、いつも活動報告を読んでくださり、ありがとうございます!
私たち作者チームも、いつも作品をつくりながら気持ちを共有しているのですが、それでも基本作品の話で終始するので、ああこんな気持ちでお仕事されていたんだな、って活動報告を読んで気づかされます。
さて、今日は、長瀬がいろいろな場所に子どもの権利をお伝えしにいくお話。
旧版『子どもの権利と新型コロナ』を発刊してから、タイトル通り、子どもとコロナをテーマにお話しさせていただくことが増えました。今年度に入ってから、3つの場所に行かせていただきました。
1つ目の保育団体主催のハイブリッド講座ではなんと700人の方がご参加…。もう想像できない感じです。その後、その講演をきいてくださった保育園の方から「再度スタッフ全員で学びたい」とご依頼いただいていて、ありがたいです。
2つ目は、長年学ばせていただいてきたCAP(子ども暴力防止プログラム)でのオンライン講座。各地で子どもに権利を伝えている活動をされている方たちだからこその鋭い質問!こちらも学ばせていただきました。
そして、先日は、大阪市の子育て支援をされている方たち、民生委員をされている方たち向けにお話させていただきました。
写真は、館内にある子どもの権利条約のパネル!
担当の方が、旧版『子どもの権利と新型コロナ』をとても大切に読んでくださってのご依頼でした。
最近、このテーマでお話しする時は、参加者の方に問いを投げかけます。それは、
「みなさんは、コロナによって どのような影響を受けていますか?
そして、どんな気持ちでいますか?」
というものです。
今回は、黄色に子どものこと、青色にご自身のことを書いていただきました。
子育て支援の現場も大きな影響を受けています。
気軽に子どもと触れ合えなくなったこと、親のストレスを感じておられること、行事がなくなったこと…。
ご自身の生活での変化もつづってくださり、「気もちがふさぐ」、「体が重い」といった気持ちを共有してくださいました。
制限されている日々に慣れきっているからこそ、私たちには、時々気持ちの点検が必要なように思います。改めて問いかける、聞いてみることで、気づかされる自分の気持ちと、本当はどうしたいのかという希望のような思いもよみがえってくるように思います。
旧版『新型コロナと子どもの権利』に書きこみスペースをつくったのは、私自身が、この厳しい状況を生きる術として、気持ちの共有が欠かせないと考えたからです。
こうした非常事態には、子どもは自由にふるまっているように見えて気持ちをかためてしまいがちであること。
それは、現在を生き延びるために必要な対応だけれども、のちに子どもの人生に制限をかけてしまう危険性があること。
気持ちを言葉にしたり、あるいは他の方法で表現されることでかためないですむこと。
そして、聴かれる機会と場所があって、子どもは気持ちを話せるということ。
子どもと大人で助け合って、この日々を乗り切れたらと思うこと。
そんなことをお話しさせていただきました。
終了後、さっそく参加者の方の感想を見せていただき、「タイムリーなテーマで学ぶことができてよかった」「子どもの意見を聴くという視点を得た」等のコメントがあり、ホッとしました。私は、いただいた感想をノートに貼りつけて、マーカーをひいて、次の講演に向けての学びにします。一期一会の参加者の方からの声には、「子どもに権利を伝える」ことを考える際の大切なヒントがたくさん含まれています。
『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』の出版の際にも、出版記念オンライン講座が予定されています。今から、どんなことを話そうかなあと考えています。